【家庭教師のトラコ】ネタバレとあらすじ!原作漫画の結末を最終回まで脚本家も
7月スタートの橋本愛さん主演の水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」。
主人公であり謎の家庭教師役・根津寅子(26歳)を演じるのは橋本愛さん。
ドラマ「家庭教師のトラコ」は原作漫画のない、脚本家・遊川和彦さんによる完全オリジナル作品です。
合格率100%の伝説の家庭教師トラコが3組の母子を個別指導する様子のネタバレを最終回まで詳しく紹介します。
3組の問題を抱えた年齢も全く違う親子に対し、トラコは勉強以外に大切な「あること」を教えます。
今回は、ドラマ「家庭教師のトラコ」の最終回までのネタバレと結末予想をお届けします。
目次
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【家庭教師のトラコ】ネタバレとあらすじを最終回まで!
「家庭教師のトラコ」ネタバレとあらすじを最終回まで1話から一挙紹介!
【家庭教師のトラコ】1話ネタバレとあらすじ
1話ネタバレ
- トラコに家庭教師をしてもらえる3家族が決まる。
- トラコは3人の生徒に対しキャラクターと服装をがらりと変えて指導に当たる。
- 6歳の生徒・知恵に対して”一万円で幸せになる方法”を考えさせ、家族で流しそうめんを行う。
1話の詳しいあらすじ
新聞記者の中村真希(美村里江)は、一人娘・知恵(加藤柚凪)の将来を案じ、なんとかして有名私立小学校に合格させようと躍起になっていた。
一方おもちゃメーカーに勤める夫・朔太郎(細田善彦)の非協力的な態度にはイライラが募るばかりである。
そんな真希の元にちょっとかわった家庭教師の宣伝メールが届く。
不審がる真希だったが娘をなんとしても合格させたいと思い、思わず応募してしまった。
後日訪れた面接会場は長蛇の列で、真希は福田福多(中村蒼)を家庭教師と勘違い。
横で弁当を食べていた人物こそ伝説の家庭教師トラコこと根津寅子(橋本愛)だったのだ。
高卒でコスプレが趣味の無愛想なトラコだが、志望校への合格率は100%!
しかも、授業料は払う側が決めていいという。
半信半疑のまま17階の面接会場から1階まで階段で3往復しろという意味不明な面接にもなんとか合格。
この日同じく面接を受けていた上原里美(鈴木保奈美)、たまたま出前に来ていた下山智代(板谷由夏)。
中村家を含めこの3家族がトラコの授業を受けることに決まった。
迎えた授業初日の中村家にトラコはメリーポピンズのような姿でやってくる。
真希から授業料1万円を受け取り知恵と2人きりになったトラコは、あなたは何を知りたいのかと尋ねた。
お受験する理由を質問する知恵に対しトラコは、知恵にとっての幸せとは何かを考えようと提案する。
そして授業料として真希が支払った1万円札をそのまま渡してしまう。
2人が何をしているのか気になる真希に知恵は、口出しはしない!とトラコの真似ではぐらかす。
また別の日、上原家にやってきたトラコは打って変わって妖しい美人教師の姿で登場。
高校生の守(細田佳央太)はドギマギしてしどろもどろ。
服装を指摘しようとした里美にも教育方針に口出しはしないようにと念を押す。
さらに下山家には熱血教師の姿で現れる。
そして日曜日になるとたまった洗濯物を持って福多のマンションに転がり込み、たらふくご飯を食べまた次の家庭に向かうのだった。
再びやってきたトラコに知恵が伝えた1万円の使い道は、おもちゃを好きなだけ買うこと。
でも真希にひどく怒られ、次は両親を喜ばせたいのでもう1回1万円くれないかとトラコにお願いする。
トラコはお金を借りるための銀行やサラ金、競馬や身代金など常識を遥かに超えた授業をして真希をさらに怒らせる。
いつも”わかんない”と言って甘えていた6歳の知恵は、トラコに怒鳴られて幸せとは何かを考え始める。
トラコは自分の嫌いな言葉は3つあると言い、すべての責任を放棄し甘える”わかんない”は特に嫌いな言葉の一つだと知恵に話す。
知恵はなんとか自分の力で一万円で幸せになる方法を考え、家族で笑いながら流しそうめんを食べることを思いつく。
遊園地で食べた流しそうめんの楽しい思い出を家族3人でやることで、もう一度幸せを取り戻せると考えたのだ。
親の幸せをしみじみ感じ、久々明るさを取り戻した中村家。
一方下山家の高志は、智代の目を盗んでレジから5千円を盗ったところをトラコに見られてしまう。
果たしてこの後トラコはどうするのだろうか。
感想
小さな女の子が、どうやったら幸せになれるのかを一生懸命考える姿がとっても健気でいじらしく目を離せずにいました。
最初は利己的、次は短絡的と失敗を重ねながらもたどりついた答えに母親でなくても泣けてきます。
知恵がトラコを頼って電話をかけるシーンで、トラコがなぜ信頼されているのかがわかるような気がしました。
押し付けたり頭ごなしに否定したりせず話を聞き、わからないことにも一緒に向き合ってくれるからこそ子供は心を開いたのではないでしょうか。
だからこそ、大声で一喝された後も知恵は考えることをやめなかったのだと思います。
そしてそんな大人がそばにいたからこそ、知恵は勇気を持って行動し答えを見つけその必死さが母親の心を打ったのだと感じました。
子供の成長を見るのが親の幸せだという一方で、では正しいお金の使い方とはなにかを改めて考えさせる回だったと思います。
そしてそんなトラコのそばには優しい福多くんがいるし、トラコの秘密を知っている福多くんとの関係は今後どうなるのでしょうね。
それにしてもトラコの思惑も未知のままだし次の家族も展開が気になるし、しかもなんであんなにお金貯めてるのーってびっくり!
コスプレや授業の内容も含めて、ますます次回が楽しみになっちゃいました。
【家庭教師のトラコ】2話ネタバレとあらすじ
2話ネタバレ
- 二人目の生徒・下山高志が5千円をレジから盗んだのを目撃したトラコは、高志がカツアゲされていることを知る。
- 高志は一緒に暮らし始めた父親にいじめにあっていることを相談し、父親に意見を求められたトラコは転校を提案する。
- 何も決められずあきらめてばかりいる高志は立ち向かう勇気をトラコに教えられる。
- 高志は「盗んだ5千円の正しい使い方」がずっと守ってくれていた母親へ感謝の花束を贈ることだと気づく。
2話の詳しいあらすじ
家庭教師のトラコ(橋本愛)は、下山智代(板谷由夏)の営む定食屋『万福亭』のレジから息子・高志(阿久津慶人)が5千円札を抜き出すところを目撃。
しかし智代に告げ口しかったことを質問する高志に、5千円の使い道を知らないからだと答えるトラコ。
実は高志はカツアゲされていることを知ったトラコは、高志を連れてその同級生たちに会いに行った。
同級生たちにカツアゲした金を何に使うのか尋ねたトラコは、その使い道がスマホゲームの課金だと分かると金を渡してはだめだと高志に告げさっさと一人で帰ってしまう。
だが結局高志は同級生たちに5千円を渡してしまった。
店で働く智代が毎日どうやって5千円を稼いでいるかを高志に聞かせ、渡した5千円は本当はどう使えばよかったのかと宿題を出す。
一方中村家では、トラコが来るなり知恵(加藤柚凪)が飛んできて早く勉強しようと大張り切り。
それを見た母の真希(美村里江)は娘の成長に満足そうな笑顔を浮かべる。
でも知恵は、自分が幼稚園でいじめられていることを全く理解できていないまま無邪気にトラコに話すのだった。
再び高志の家にやってきたトラコは、カツアゲされた5千円は何に使えばよかったのか?に対する高志の答えにダメ出しばかり。
そんなトラコに嫌気が差した高志はとトラコをクビにしてしまう。
さらに智代にまでイラ立ちをぶつけ店のことを悪く言ってしまい、家を出て父親の満男(丸山智己)のもとへ行くことにした。
クビにしたはずのトラコが満男の家にも現れ家庭教師は継続、高志は思い切って満男にいじめを受けていると相談する。
困った満男はトラコに意見を求め、トラコは転校することを提案し手続きまで依頼された。
担任教師に書類を渡した帰りカツアゲしている高校生たちを相手に、高志に戦うコツを教えるトラコ。
満男の家に帰ると智代が転校手続きを取り消し、簡単に逃げることは高志のためにならないと猛反対していた。
言い争う両親を見て悲しい顔をする高志を見た智代は、高志のためなら何でもするからねと言い残し帰ってしまう。
自慢の角煮定食を食べに来たトラコに思わず愚痴をこぼしてしまう智代。
智代が泣き顔を洗いに席を立ったすきに店に入った高志は、御会計表のすみに書かれた母親の本音を読んでしまう。
それでも周りのせいにする高志にトラコは、お前はしかたないと開き直って何もしないであきらめる勇気がないやつだと怒鳴りつける。
それで勇気を出した高志は、5千円を取り戻すため同級生たちに立ち向かい殴られながらもお金を取り返した。
そしてその5千円で花束を買い、智代に感謝の気持を伝えながら手渡す。
本音で気持ちを打ち明けたことで智代とも仲直りし、トラコも再び家庭教師を継続することになった。
いっぽう3人目の生徒上原守(細田佳央太)は、勉強すると嘘をつき路上で一人お笑いライブをやっているところをトラコに目撃されてしまう。
感想
子供同士だけでなく家庭内など大人同士でもおこるいじめ問題が取り上げられ、弱い立場に立たされた方がそれにどう向き合いどう対処すればいいのかを教わった回でした。
子供の前で母親の悪口を言う父親や祖母とは対照的に、父親と母親どちらと住むかを子供に選ばせることの残酷さに胸を痛め自ら身を引く母親を見て、本当に相手を思いやるとはどういうことかを改めて考えさせられたように思います。
シングルマザーで子育てする人の大変さや孤独感も、板谷由夏さんの痛々しい笑顔の裏にある本音の泣き顔を見て一緒につらくなってしまいました。
トラコの嫌いな言葉3つのうち2つまで出ましたが、あとひとつはなんだろうという興味もわいて次回がますます楽しみです。しかもトラコ、喧嘩つよーい!!びっくりしました。
次はどんな意外なトラコが見れるのでしょうね。
【家庭教師のトラコ】3話ネタバレとあらすじ
3話ネタバレ
- 3人目の生徒・上原守のなりたいものがお笑い芸人だと知る。
- 母親を説得するため、サクラを雇ってやらせのお笑いライブを決行するがバレる。
- イギリス留学を余儀なくされるが、母親を喜ばせるのが本当にやりたいことだったと気づく。
3話の詳しいあらすじ
トラコ(橋本愛)は、守(細田佳央太)が一人でお笑いライブをしているところを目撃する。
本当にやりたいことがお笑い芸人だと母親に言うことを薦めるが、反対するからと守にはその気がない。
事情を知らない守の母・里美(鈴木保奈美)はE判定の模試成績表を見て頭をかかえてしまう。
なんとしても東大合格を果たすため、今までの倍額の20万円を授業料としてトラコに支払った。
20万円あったらお笑い養成所の入学金が払えるという守に、だったら食事のとき父・利明(矢島健一)に打ち明けるよう提案。
言い出しては見たものの、守は結局優秀な家族の前ではきちんと言えずにごまかしてしまう。
そこでトラコは、お笑い養成所に入って既成事実を作ることを薦め授業料の20万円を渡す。
養成所の受付まで来たがやはり黙って入学するのはよくないと思い直した守は、自分の夢とその理由を里美に打ち明ける。
かつてアイドルを目指し挫折した経験のある里美だったが、守の夢は認めずあくまで東大合格に執着し守を説得しようとする。
そんな頑固な里美に失望した守は、母親を突き飛ばし家を飛び出してしまう。
一番笑ってほしいのはお母さんなんでしょ、とトラコに言われた守。
一つの提案として、里美を納得させるためにも単独ライブをやってはどうかともちかける。
トラコのコネで会場はただで借りられるし、渡した20万円でサクラを雇いウケたふりをさせればいいというのだ。
守は里美にライブのチケットを渡し、もしおもしろくなかったらあきらめるから必ず見に来てほしいと頼む。
里美がライブ会場に着くとトラコが入り口で案内係をやり、福多(中村蒼)は司会をしてライブを盛り上げている。
そうして始まった守のライブは母親のネタで次々笑いをとり、体をはったギャグでは会場中が大爆笑に!
里美はすっかりだまされ、守には人を笑わせる才能があるのだと思い始める。
しかし意気揚々と帰ってきた守を待ち受けていたのは、ライブ動画を見て呆れ果てた利明たちだった。
守にイギリス留学させて厄介払いしようとする利明に対して、なんとかなだめようと一生懸命頭を下げる里美。
それを見た守は、ライブはサクラを雇ったヤラセだったと白状し留学を受け入れる。
出発しようとゲートに向かう守を見てトラコは突然大笑いし、今の守が今までで一番面白いと言った。
そして渡した20万円が無駄になったと文句も付け加える。
それに対して始まった守の長い長いいつもの言い訳を聞いたあと、トラコは嫌いな言葉の3つ目は「すごくない?」だと言う。
できない自分をごまかし同意してもらうことで安心してるだけだと指摘する。
さらに、経済的理由で大学に通えない人たちに謝れとさえ言い放つ。
恵まれてる環境にいながら甘えて逃げてるくらいなら、本当にすごいことをやってみろと強い言葉を守にぶつけた。
そして餞別だと言って、ライブで集めたアンケートを守に手渡す。
酷いコメントだらけの中一人だけ褒めてくれたアンケートの文字は、里美のものだった。
里美の優しさと愛情の深さに心を入れ替えた守は、家に帰り東大を目指すことを家族に宣言する。
なぜならそれが里美を喜ばせる一番の方法だと気づいたからで、笑顔にしたいのは里美だからだ。
そしてほんとにすごいことって何かと考え、東大に行くこととお笑い芸人の二刀流だと結論を出してみせた。
利明たちに今後里美をバカにするのはやめてほしいと頭を下げる守と、守の好きなようにさせてほしいと訴える里美。
里美も守の決意に勇気づけられ、卑屈な自分の心を入れ替え毅然とした母の顔に変わっていく。
そして二人が選んだ20万円の正しい使い道は、改めてトラコを家庭教師として雇うこと。
福多の家でくつろぐトラコに、本当は母親に会いたいんじゃないかとたずねる福多。
母親に対して恨みが強いトラコを不安に思う福多だったが、トラコは何も言わない。
生徒たちを手懐けたトラコの次のターゲットは母親たちなのだろうか。
感想
今回は夢についての回でした。
叶えたい夢や叶わなかった夢に向き合う姿勢は人それぞれだし、なかなかデリケートなテーマでした。
将来を心配するあまり、つい自分の考えを押し付けてしまう親は少なからずいます。
でも子供ときちんと向き合うことで、今一番必要なことは何なのかはわかるのではないかと思いました。
そしてそれがわかったら、親として取るべき行動も自ずとわかりそれを信じる強さも生まれるのだと感じました。
だって母親だもの!里美が毅然とした態度で言い放った言葉。
愛情に裏打ちされたこの言葉って、最強ですよね。
これほど心強い味方はいないと思います。
それにしても、トラコ先生の子供の頃の夢が「恐竜になること」だったなんてかわいすぎます!
悪者は遠慮なく踏み潰しちゃいそうですよね。
そしてこれからの展開は母親たちへの授業となるのでしょうか。
新たな展開に次週も目が離せませんね!
【家庭教師のトラコ】4話ネタバレとあらすじ
4話ネタバレ
- 真希は新聞社を辞め再就職先を探すが、思うようにならず苛立ちが募る。
- 自分を見失っている真希にトラコは、一万円拾うのと一万円あげるのとどちらが幸せかを考えさせる。
- 自分が家族を支えていると思っていたが、実は家族のおかげで自分があると気付かされる。
- お金がなくても心は豊かに、一万円はあげるほうが幸せだという答えを見つける。
4話の詳しいあらすじ
新聞社に勤める中村真希(美村里江)は会社の方針に従わないことを理由にリストラの危機に直面する。
どうしても自分が正しいという考えを曲げられない真希は、とうとう自分から会社を辞めてしまった。
それを知ったトラコ(橋本愛)は、家計を支えている真希の収入がなくなることで今後の中村家の生活を心配する。
家のローンや、知恵(加藤柚凪)が私立に合格した際の学費のことなどを夫の朔太郎(細田善彦)に相談してはどうかと提案。
真希は、そんな必要ないし何も解決しないからと聞く耳を持たない。
食費も光熱費も節約し始めた真希に、一万円を拾うのとあげるのではどちらが幸せかという問いを投げかける。
そんな中真希は義母が振り込め詐欺で100万円をだまし取られたと相談され、なんとかしてほしいと朔太郎に泣きつかれる。
そんな夫に、あたしなら絶対ひっかからないしちょっとのんきすぎるんじゃないと逆に冷たく言い返す真希。
会社を辞めたことを言えず1人で次の就職先を探してはいるが、なかなか決まらず次第に不安を募らせる。
後日思い切ってハローワークに行くものの、厳しい現実を目の当たりにし愕然とする。
そんな中トラコに紹介されて代行業のバイトをしていることを朔太郎に知られ、会社を辞めたことを白状することになってしまった。
トラコが家事を引き受けてくれたおかげで再就職の内定が取れたものの、ここでもやはり社の方針に従うという条件付き。
結論が出ないまま帰宅すると、洗濯も掃除も行き届き知恵と仲良く遊ぶトラコや朔太郎に怒りがこみ上げてくる。
私の気持ちもわからず無神経だと責め立て、私の言うことに黙って従えと当たり散らしてしまう。
自分を見失い、トラコたちの仕掛けた振り込め詐欺にまで引っかかる真希。
中途半端に強がってかえってまわりに心配かけるような真似はいい加減やめろとトラコに怒鳴られ、ハッと我に返る。
トラコが密かに朔太郎と知恵の会話を録音したレコーダーを福多(中村蒼)から渡されて、1人聞き入る真希。
少しでも真希を助けようとする朔太郎とママを心配する知恵の会話に、真希のこわばった心が柔らかくほどけていく。
家族のもとに帰った真希は、手をついて謝り助けてほしいと頭を下げた。
いつも自分ばかりが頑張っているつもりでいたけど、本当は家族の支えがないと何もできないんだと思い知ったのだ。
いくらお金がなくても心だけは豊かであることがとても大切だということに気づき、真希はようやく自分を取り戻した。
義母に100万円を援助することも決め、電話口で感謝される真希の顔はとても幸せそうだ。
そしてこれが、一万円を拾うのとあげるのではどちらが幸せかの答えだと真希はトラコに告げる。
一方、下山智代(板谷由夏)は病院で再検査の結果を聞かされ、途方に暮れた顔で帰ってくる。
感想
今回は、自分を認めてほしい、大切に思ってほしいという強すぎる承認欲求のせいで自分を見失いかけたワーママのエピソードでした。
まだまだ家事の分担に差がある日本では、仕事も家事も育児も全力でがんばっているママたちがたくさんいると思います。
そして今回の真希のように、それが報われないと嘆き人を羨んでは苛立ちをためてしまいつらくなってしまう。
本来大切であるはずの家族、特に旦那さんを軽んじるような言い方にいたたまれなくなりました。
でも無意味な強がりを捨て嫌な自分をさらけ出した勇気は、私には羨ましく見えました。
そして大切なものを自分から手放さないためには、まず自分が弱さを認めることだとも思いました。
それにしても、東京で落とし物として届けられたお金が年間33億円もあるなんて!
トラコの嫌いな言葉も3つから4つに増えてたし、小さな驚きがあちこち散りばめられていて楽しかったです。
来週の智代の胃がんは心配ですが、ますます次回が気になります。
【家庭教師のトラコ】5話ネタバレとあらすじ
5話ネタバレ
- 智代が胃ガンになり、トラコは高志が大学を卒業するまでに必要な金額「4630万円」を残す方法を智代に考えさせる。
- 高志には、智代にもしものことがあった場合の3つの選択肢を示し考えさせる。
- 智代は高志への遺書を書いてるうちに、お金を残すことより一緒に生きることが大切だと気づく。
5話の詳しいあらすじ
トラコ(橋本愛)は、智代(板谷由夏)が胃ガンにかかっていることを知らされる。
手術を1週間後に控えても智代は高志(阿久津慶人)に打ち明けられず、やっぱり病気のこと黙っててほしいとトラコに頼んできた。
代わりにトラコは、高志が大学卒業までにかかるお金が約4630万円だと計算しお金を残す方法を考えさせる。
中村家では知恵(加藤柚凪)が最近読んだ絵本に影響され、いつかママも死んでしまうのでは…と元気がない。
そんな知恵を前向きな言葉で諭すトラコは、知恵から両親は元気かと逆に聞かれてしまう。
トラコは、自分の父親は死に母親のことは知らないと答えた。
最近のトラコの行動がどんどん過激になっていくことを心配する福多(中村蒼)は、今度自分の里親に会ってほしいと頼む。
昔養子縁組した時のいきさつがが引っ掛かっているようで、トラコは全く会う気がない。
一方智代は高志にお金を残すため、資産を洗い出していた。
今現在智代が用意できそうな金額は、父が残した店の火災保険4000万円を除けば貯金187万円しかなかった。
土地は借地で、店の資産価値もほぼ期待できないと試算されたからだ。
トラコは、万が一のことも考えて別れたご主人に相談するしかないと提案する。
智代は元夫満男(丸山智己)の元を訪れるが、事情を聞くなり智代の死を前提に話を進める満男に腹が立ってくる。
お金が必要なんだろと言われて、用意してあるから大丈夫だとつい強がりを言って帰ってきてしまった。
帰宅すると高志が待っていて、智代のガンを父親から知らされたことに怒り智代を責めるようなことを言い始める。
ずっと自分には隠すつもりだったのかと言われて、智代は何も心配しなくて大丈夫だと言うのが精一杯だった。
智代がガンで死ぬんじゃないかと不安に駆られる高志に、トラコは今後どうすべきか3つの選択肢を用意する。
父親のもとで暮らす、店を売ったお金で一人暮らしをする、進学をあきらめ中学卒業と同時にこの店を継ぐ。
智代の病状にかかわらずいずれその時は来るのだから、と高志にこれからのことをきちんと考えるよう促すトラコ。
一方智代は、いつまでたってもお金の目処が立たず焦っていた。
思い切って真希(美村里江)と里美(鈴木保奈美)に相談しようと二人を店に呼んだが、結局言えずじまいで帰られてしまう。
とうとう明日が手術という日、高志から進学を諦めて店を継ぐと言われた智代は高志の気持ちを受け入れられず口論になる。
怒った高志が父親のところに行き茫然自失の智代は、お金を作る最後の手段として店中に油をまき火をつけた。
しかし食用油では燃えず、駆けつけたトラコに説教された後なぜか遺書の添削まで受けることになる。
翌日、やはり智代が心配な高志は病院にかけつけ手術が終わるのをトラ子と待つことにした。
その間昨夜智代が書いた遺書を渡され、智代が本当は死にたくないと強く思っていることを知る。
智代は何度も遺書を書き直しながら、本当に大切なのはお金を残すことではなく高志のために生きることだと気づいたのだ。
その気持ちを受け取った高志も、もう泣かないとトラコに宣言する。
手術は無事成功し、智代と高志はお互いを思い傷つけあったことを謝る。
そして二人が出した結論は一緒に生きること。
福多から智代に店を燃やさせようとしたことをいさめられたトラコは、次のステップに進むからと里美になにやら仕掛け始めた。
子供を使ってひったくりをさせ、里美を罠にかけようというのだろうか。
感想
今回は、病気をきっかけにすれ違ってしまう親子といのちとの向き合い方でした。
智代が書いた遺書の中には、高志が産まれ成長してきた中での嬉しい記憶がいくつも散りばめられていました。
だからこそ、高志の将来を思うあまり自分を見失ってしまう智代の気持ちがしっかり伝わる場面だったと思います。
お互いを思い合いすぎてすれ違ってしまったけど、最後は自分の本当の気持ちに気づき一緒に生きることを選んでくれて心がほぐれる感じがしました。
お金より将来より今自分がどうしたいのかをちゃんと知ることが、実は意外とできていないよう思います。
トラコ先生の嫌いな言葉、どんどん増えてますよね。
神様が悪趣味だという解釈もなかなか斬新でした。
来週は里美が大暴れしている予告編でしたし、いったい何が起こるんでしょうね!
【家庭教師のトラコ】6話ネタバレとあらすじ
6話ネタバレ
- 児童養護施設を救うため、上原里美に3000万円を手に入れる方法を教える。
- 家族や知人の愛を信じ自力でなんとかしようとするが、誰も取り合ってくれない。
- 自分を含め周りの人間がお金と愛どちらで動くのか思い知った里美は、最後は愛を選ぶ。
6話の詳しいあらすじ
里美(鈴木保奈美)は、自分のバッグをひったくろうとした男の子を児童養護施設に送り届ける。
そこは負債が膨らみ閉鎖する一歩手前で、助けるには3000万円必要だとトラコ(橋本愛)から聞き同情してしまう。
帰宅した上原家では夫利明(矢島健一)の新頭取就任が決まり、自宅で就任パーティーを開く話が進んでいた。
長女の椿(長見玲亜)は3000万円のストラディバリウスをお披露目し、長男の憲一(塩顕治)も3000万円で手に入れたお気に入りの絵画を会場に飾りたいと言う。
さらに利明は1本300万円のシャトーモリーを10本ふるまうつもりだ。
上機嫌の利明に、里美は「児童養護施設を助けてあげてほしい」とお願いする。
検討すると一旦は言ったものの翌週にはあっさり断ってきた。
それでも夫は愛情深い人なんだと言い張る里美にトラコが「人は愛とお金どちらで動くのか賭けますか」と意味深な言葉を残す。
そんな中、上原家を出てアパートを借りると言い出す守(細田佳央太)に里美は「この家の暮らしがどんなに幸せか分かってない」と反対した。
どうしたら施設を救えるのか悩む里美に、トラコは椿のストラディバリウスを偽物とすり替え売ったお金で施設を救えばいいともちかける。
絶対バレると尻込みする里美に、じゃあ試してみましょうとワインや絵画まで偽物と取り替え気づくかどうか様子をうかがった。
誰も全く気づかないことに唖然とした里美は言われるまま売りに来たものの、やっぱりまだ家族を裏切れず持ち帰ってしまう。
他に融資してくれそうな知人を当たるもことごとく断られ、結局お金を用意してくれたのは守と真希(美村里江)と智代(板谷由夏)だけだった。
ある夜里美とトラコは偶然聞いた憲一と椿の会話から、利明は自分の愛人を副頭取にし里美と結婚したのは身辺整理のためだったと知る。
すべて出世のためだったと知っても夫の愛を信じ自分も夫を愛していると言い張る里美。
そんな里美にトラコは、利明からの恩恵を捨てられない里美も金でしか動かない人間だと言い切った。
愛を口にして正当化してるけど、里美が愛しているのは利明ではなく利明のお金じゃないのかと言い部屋を出ていく。
そして就任パーティ当日、守は家を出ることを利明に宣言し晴れ晴れとしていた。
動揺している里美の前に、追い打ちをかけるように愛人の副頭取も現れる。
パーティが始まり、里美は利明に自分を愛しているかと訊ねるも言葉を濁して夫は答えない。
何かが切れた里美は、椿が弾き始めたバイオリンを叩き割り憲一の絵を串刺しにしワインを床にぶちまけた。
足をすべらせ転ぶ自分より高級ワインに手を伸ばす夫を横目で見ながら、すべてを悟ってしまった。
本物の見分けもつかないくせに一流ぶってる人間にはうんざりだ、と言い捨てて守に背負われて上原家を出ていく。
我に返り改めてことの重大さに驚く里美。
でも母さんかっこよかったよ、という守に励まされ笑顔を取り戻す。
守と二人暮らしを始めた里美はなんだか前より幸せそう。
人のお金はあてにせず自分で稼いで守を東大に入れてみせると宣言する。
そしてトラコの作戦は次のステップへと進んでいく。
福多(中村蒼)はトラコと再会した五年前に、トラコが家庭教師をしている本当の理由を聞いていたのだった。
感想
今回はお金と愛の問題でした。
最後まで夫の愛を信じようとしたけれど、実は自分もお金を選んでいたと気づいた時、里美はショックだっただろうなと思います。でも最後は愛の在処をちゃんと見つけ、自分らしい行き方を選んで幸せそうでした。
いいものを持つと自分まで価値が上がるような気になることってありますよね。
なんだか身につまされるエピソードでした。
ところで今回は5年前のトラコと福多が出てきてビックリでしたね。
なんだか新鮮な二人。
「次へのリハーサルも兼ねて」って先週言ってたけど今後どんな企みがあるのか、いよいよクライマックスに近づいてる気がします!
【家庭教師のトラコ】7話ネタバレとあらすじ
7話ネタバレ
- トラコが家庭教師をする本当の理由は、正しくお金を使う世の中を作ることだった。
- そんなトラコや教え子たちを見て福多は財務省を辞め、トラコの夢を手伝う決意をする。
- 実は五年前にトラコや福多と会っていたことも知らずトラコに絶大な信頼を置く母親たちに、家庭教師を辞めるとの連絡がくる。
7話の詳しいあらすじ
トラコ(橋本愛)と連絡が取れなくなり、里美(鈴木保奈美)のアパートに集まった真希(美村里江)と智代(板谷由夏)はトラコを心配していた。
でも話しているうちに、トラコがどこに誰と住んでいるのか何も知らないことに気づく。
福多(中村蒼)のマンションで真希たちからの電話を無視するトラコを見つめながら、福多は5年前にトラコと再会したときのことを思い出していた。
トラコは出来の悪い生徒を叱ったことで、その親のヤクザの部下から逃げている途中だった。
たまたま二人で逃げ込んだ定食屋が「万福亭」で、注文を取りに来た智代はまだ店を継いだばかり。
そこへランドセルを背負った7才の高志が帰って来て、智代の手伝いを始める。
浮かない顔をしている福多に向かってトラコは、財務省に勤めてるなら年収600万くらいもらってるくせに覇気がないねと言った。
児童養護施設で別れて以来13年ぶりに会った二人は今のお互いのことを話し始める。
トラコは家庭教師をしながらネットカフェ暮らし。
危険な目にあったり新規開拓のため必死に売り込み方法を考えるトラコに、どうしてそこまでするのかと聞く福多。
トラコはそれには答えず、今度は市長の娘の家庭教師だからと言うと出掛けてしまう。
トラコは市長の家に向かう途中の住宅街で、赤ん坊の知恵(加藤柚凪)を抱いた真希と朔太郎(細田善彦)に声をかけられる。
買ったばかりの新居の前で記念撮影をしたいと言う朔太郎から「写真を撮ってもらえませんか?」とカメラを渡されたのだ。
幸せそうな朔太郎たちにトラコは、「将来家庭教師が必要になったら呼んでください」とビラを渡す。
その夜福多が再びネットカフェに立ち寄ると、トラコは市長の家から200万円を持ち出してきていた。
そして身を護るため体を鍛えているのだった。
そんなしゃかりきなトラコを見て、とりあえず殆ど使っていない自分の部屋を使ってもらおうとネットカフェを出て家に連れ帰る。
そして、トラコが昔から勉強ができて教えるのも上手だったことを思い出した。
福多の仕事中トラコが刺されて病院に運ばれたと連絡が入る。
そこで福多はトラコから、家庭教師をしている本当の理由を聞かされる。
世の中不条理で不公平なことばかりで、この国も金持ちも納得いかないお金の使い方ばかりしている。
だから正しくお金を使われる世界を作るために家庭教師をしているというのだ。
志望校に受かった子供の親には無理を聞いてもらえるしいろんな職業の人にも会える。
そのネットワークを広げて力をつけ、本当にお金が必要な人にお金が届けられる世の中を作りたいしあきらめないと強い口調で言った。
福多は財務相を辞め、正しくお金を使う世界を作る手伝いをする決心をした。
二人で買い物に行き、家庭教師用の洋服を選ぶ。
服に合わせてキャラクターを変えることや勉強中のルールなども一緒に考えた。
そこまで協力してくれる福多を不審に思ったトラコは、本当は何か裏があるのかと聞いた。
かつて里親に引き取られる時トラコを出し抜いた福多は、言い出せずにごまかす。
そして、3人の母親たちにトラコが家庭教師を辞めることを伝えた。
感想
今回は家庭教師のトラコ・エピソードゼロでした。
トラコが家庭教師を選んだ理由の他に、なぜお金にこだわるのかもなんとなくわかる回でしたね。
自分のような子供、お母さんのような母親、つらい状況で生きなければならなかった人たちをたくさん見てきたのだと思いました。目に涙をためて感情を出すトラコは初めてで、ちょっとめずらしいシーンでした。
ところで来週の予告では、3人の母親たちがスパイみたいな怪しい行動をしてましたね。
トラコと福多の関係にも亀裂が生じる模様。
ますます来週が楽しみです!
【家庭教師のトラコ】8話ネタバレとあらすじ
8話ネタバレ
- 3人の母親たちはトラコに戻ってもらうため10億円を作り出す方法を実行してしまう。
- トラコに里親が決まるかもしれないチャンスを奪ったと福多が打ち明ける。
- 福多とも3家族とも完全に決別し、トラコは一人で目的を果たそうとする。
8話の詳しいあらすじ
トラコ(橋本愛)は、真希(美村里江)、智代(板谷由夏)、里美(鈴木保奈美)の3人に家庭教師をやめることを一方的に告げる。
理由も分からず納得がいかない母親たちはトラコの元に押し掛け、知恵(加藤柚凪)や高志(阿久津慶人)や守(細田佳央太)を裏切らないでほしい、何でもするから戻ってほしいと懇願。
そこでトラコは戻るための条件を出す。
真希には旦那の小遣いを倍にすること。
智代には角煮定食を1000円に値上げすること。
そして里美には別居中の夫と離婚すること 。
さらに3人合わせて10億円の授業料を払うこと。
あっけにとられる母親たちに、3人にしかできない方法で10億円を稼ぐ方法を教える。
そして母親たちは、「パソコンからデータをコピーする」「盗撮する」「スクープ記事を書く」の役割を果たしトラコに持ってくる。
でもトラコは家庭教師には戻らず、里美の元夫の利明(矢島健一)から10億円をゆする計画だと告げる。
そのために3人を利用しただけだから、もう自分みたいな人間とは関わるなと忠告した。
母親たちに責められても子どもたちに頼まれても、まったく聞く耳を持たずトラコは立ち去る。
家に帰ってからも福多(中村蒼)に説得されたが意思は変わらず平然としている。
福多はたまらず17年前に犯した過ちをトラコに告白する。
自分が里親に引き取られるために、トラコの自転車のブレーキを壊したというのだ。
あの時引き取られたのはトラコだったかもしれないから、トラコが人の愛情を信じられなくなったのは自分のせいだと謝る。
福多が卑怯な真似をしたと知り、トラコは怒りをぶちまける。
5年前に味方ができて嬉しかったのに裏切られたと涙を流した。
犯罪を犯すのだけはやめてほしいと懇願する福多にもう何の感情も表さなくなったトラコは、荷物を持って出て行ってしまった。
トラコは上原家を訪れ、真希が書いた記事や智代が撮った写真を見せて利明を恐喝した。
万引きしている娘の椿(長見玲亜)や未成年との不適切な関係を持つ長男の憲一(塩顕治)、自分でためた裏金のことまで言われて利明は10億円を支払ってしまった。
こっそり後をついてきた子どもたちにも、これが本当の私だし迷惑だからもう来るなと言う。
生まれたときから恵まれているやつがわかったこと言うな、もう先生とも呼ぶなと怒鳴ると背中を向け行ってしまった。
それぞれ傷ついた子どもたちと、寄り添う母親。
利明から恐喝した10億円を支援団体に寄付し、一人になったトラコ。
道の途中で家庭教師用のコスプレ衣装を捨て歩道橋を降りる時、トラコは誰かに背中を押され階段から落ちて怪我をする。
感想
トラコのパーソナリティがぐっとクローズアップされた回でした。
誰に何を言われても揺るがない意思の強さは、それまでのトラコの苦しい人生を物語っていると思います。
執念すら感じる根深い思いは相当強靭で、凄みさえありました。
でも子どもたちに母親のことを悪く言っている時のトラコからは、母親の愛情を充分受け取っている3人への嫉妬も見えたような気がします。
それはそうと、歩道橋で突き飛ばされて怪我をしたトラコ、大丈夫なのでしょうか。
予告ではトラコの母親が見つかった様子も!
ついにトラコのトラウマとなった人物が登場するのかと思うと、来週が待ち遠しいです!
【家庭教師のトラコ】9話ネタバレとあらすじ
9話ネタバレ
- トラコは家庭教師を辞め、総資産30億円の不動産王と婚約する
- 三人の母親たちとトラコに実は奇跡的なつながりがあったことがわかる。
- 重い病気で入院中のトラコの母親が見つかり、トラコは会いにいく。
- 自分の感情を吐き出したトラコは、また三人の家庭教師に戻る。
9話の詳しいあらすじ
トラコ(橋本愛)が歩道橋から誰かに突き落とされ 病院に運ばれたが、警察が事情を聞きに来ると知り勝手にいなくなる。
新しい家庭教師先もすぐに辞め、無気力に過ごしていた。
そんな時福多(中村蒼)から連絡がきて、7歳で生き別れたトラコの母親が見つかり入院しているという。
トラコは病室前まで行ったが会わずに帰ろうと踵を返した時、資産額30億円の不動産王・野嶋光造(西岡德馬)とぶつかり一週間後二人は婚約する。
ニュースを見た福多が電話すると、お見合いした福多を見習って自分も幸せになるつもりだと平然とうそぶいた。
トラコの暴走を止めたい福多は里美(鈴木保奈美)真希(美村里江)智代(板谷由夏)に事情を話し、トラコを助けてほしいと頭を下げトラコの母親が入院している病院のメモを置いていく。
その病院は偶然里美が清掃員として働いているところだったので、仕事中に様子を見に行った。
すると酸素マスクをつけて寝ていた根津香苗(片岡礼子)は、かつて歌舞伎町のクラブで一緒に働いていたマリアという源氏名の女性だったのだ。
香苗が手に持っていた写真をスマホで写し、万福亭で待っていた智代と真希にそれを見せた。
それを見た智代は、この写真は短大生だった自分が撮ってあげたものだと言う。
真希は、かつて母親を探して泣いていた少女を交番に連れて行ったが確かこの少女だったと思い出した。
里美たちはトラコがいる野嶋の家に行き、もう自分を傷つけるようなことはやめて母親に会いに行くべきだと力説する。
智代は万福亭で角煮定食を食べていたトラコに母親が愛情をいっぱい注いでいたことを話し、真希は7歳のトラコがどれほど母親を慕って探していたかを伝えた。
里美はトラコの父親と母親の馴れ初めやトラコが生まれたときのこと、その後母親がいなくなった事情を教えトラコを諭す。
意を決して病室に行ったトラコだったが、ベッドのそばにいた看護師についさっき亡くなったばかりだと告げられる。
そして母親からの手紙を渡された。
トラコが4歳の時に父親が死んだのは溺れかけた自分を助けたせいだと書かれていた。
お父さんに会いたいとトラコに言われるたびに責められているような気持ちになり、好きな人と駆け落ちしてしまったこと。
トラコを置き去りにしたことを謝る勇気もなかったことなどが書かれ、手紙は書きかけのまま終わっていた。
万福亭で待っていた里美たちは戻ってきたトラコを見て、母親に言いたかったことを私達にぶつけなさいと言って向き合う。
トラコは、ひとりで辛かったしすごく会いたかったと感情を表し始める。
何度も夢に見たことや抱きしめてほしかったこと、そしてどうして死んじゃったのといって少女のように泣きじゃくった。
中村家に集合した里美たちと守(細田佳央太)高志(阿久津慶人)知恵(加藤柚凪)を前にトラコは土下座をして謝り、再び家庭教師に戻ることを許してもらう。
11月になり受験に向けて順調だった3人だが、3人とも突如受験をやめるといい出す。
感想
一気にいろんな事情が明らかになった回でした。
三人の母親たちとトラコとのつながりはほんとに奇跡的でしたね。
母親に対する感情が溢れ出したトラコが泣きじゃくる姿は、置き去りにされた7歳の少女のようで胸を打ちます。
本当のお母さんは亡くなってしまったけど、トラコをしっかりと受け止めてくれる新しいお母さんが3人もできたみたいで心強くもなりました。
トラコが再び家庭教師に戻ったのに、今度は子供たちが三人とも受験しないと言い出すなんて!
次回いよいよ最終回です。
トラコ先生の最後の授業はいったいどうなるんでしょうね。
【家庭教師のトラコ】最終回ネタバレとあらすじ
最終回ネタバレ
- 受験しないと言い出した3人の生徒たちの問題が無事解決する。
- トラコの本当の気持ちを福多に打ち明ける。
- トラコは次の生徒が待つ北海道へ、3家族もそれぞれの道へ進む。
最終回の詳しいあらすじ
トラコ(橋本愛)は3人の子どもたちが突然受験しないと言い出し大慌て。
知恵(加藤柚凪)は、もし落ちたらパパとママがガッカリすると思うと怖くなったというのだ。
これまではどんな問題でも鮮やかに解決していたトラコだが、今はどうしても顔色をうかがってしまい解決策を思いつかない。
今までなら福多(中村蒼)がいてくれたから何でもできたとトラコが言うと、真希(美村里江)と朔太郎(細田善彦)はだったらすぐ福多に連絡しろとせき立てる。
電話で相談された福多は、知恵に自信を持たせてあげることをアドバイス。
一方高志(阿久津慶人)は合格間違いなしの受験をやめて公立に通いたいと言い、智代(板谷由夏)が理由を聞いても話してくれない。
もし私立に行けなかったら前の旦那・満男(丸山智己)に親権を渡す約束をしている智代は、何とかしてほしいとトラコにすがる。
高志を追い掛けてきたトラコに、受験より大事なものがあるからだと答える高志。
初めてできた友達のために、一緒に公立の学校に行きたいというのだ。
事情を聞いた智代と、万福亭に呼び出された満男は高志の意思を尊重することを決める。
そして守(細田佳央太)が東大受験をやめたい理由は、同級生を妊娠させてしまったからだとわかり里美(鈴木保奈美)は怒り心頭。
彼女を守りたいという守に、夢を簡単に諦めるなと声を荒らげて説得する。
事情を聴くため守の彼女と会ったトラコは、父親は別の男だと気づき守に事実を白状させる。
父親代わりをするなんて彼女を守る方法が間違っていると説教し、守の自己満足のせいで一番傷つけてしまったのは里美だと一喝する。
3家族の問題がそれぞれ解決したことを電話で福多に報告したトラコに、ずっと好きだったと告白する福多。
もう明日が福多の結婚式だという夜に突然言われ、トラコは何も言えないまま電話は切れた。
高志の勉強を見に万福亭にやってきたトラコを待ち構えていた3人の母親たちは、トラコに福多への気持ちを伝えるべきだと詰め寄る。
福多の結婚式場にあらわれたトラコは、何故か妊婦姿だった。
花嫁の日向子(片山友希)に向かって、あなたも騙されて捨てられるからやめたほうがいいと芝居をする。
でもあっさり見破られ作戦は失敗。
福多の好きな人がトラコだと確信した日向子は、福多の頬にビンタすると出ていってしまった。
福多と二人になったトラコは、自分も福多のことがずっと好きだったと素直に伝える。
裏切られたことはショックだったがそれ以上の愛情をたくさん受け取ったし、これからもそばにいてほしいと福多を見つめる。
そして合格発表の日を迎えた中村家では、知恵が無事合格。
次は万福亭にみんな集まり守の合格発表をネットで見守ったが、守の受験番号はなかった。
浪人するのでまたトラコに家庭教師を頼むと、次の生徒に教えるため北海道に行くから福多が家庭教師を引き受けるという。
出会った頃は嫌いな言葉が3つあったトラコだったが、今は好きな言葉が3つあるといい、覚悟・勇気・愛だとして3人の子供たちに挨拶した。
そしてその後3人の母親たちに理想の母親像だといい、私のふるさとはここですと目をうるませるトラコ。
いろんな人に会って自分も愛を届けたいと話すトラコに、サンタクロースみたいだと里美は笑う。
そして春になり、それぞれの新生活が始まった。
感想
トラコが知恵に”普通の家庭教師みたい”と言われた時、ほんとにそう思いました。
戸惑ったり困ったりするトラコは新鮮で別人みたい。
自分の信念に忠実に行動していた予測不能なトラコが、なんだか懐かしいです。
トラコが伝えたかった正しいお金の使い方は、愛を持って使うということだったのでしょうか。
誰かを思いやる気持ちでお金を使えば、いつかきっとトラコが目指すやさしい世界になるのかもしれません。
3つの家族に自分たちらしい家庭や家族のあり方を模索するきっかけを作ったトラコでしたが、トラコ自信も救われた最終回でなんだか希望いっぱいでしたね。
トラコーって空に向かって叫ぶ出演者たちも、最終回にふさわしい清々しさでした。
またどこかで会えるといいですね。
【家庭教師のトラコ】は原作漫画なしのオリジナル作品!脚本家は遊川和彦
ドラマ「家庭教師のトラコ」の原作や脚本家について調べてみました。
【家庭教師のトラコ】は原作漫画なしのドラマオリジナル脚本
ドラマ「家庭教師のトラコ」は完全ドラマオリジナル脚本です。
よって原作となる漫画や小説はありません。
しかし家庭教師のトラコのビジュアルがメリー・ポピンズに似てることや、タイトルが「家庭教師のトライ」に似ていることから、モデルとした情報はあるかもしれませんね。
【家庭教師のトラコ】の脚本家情報
ドラマ「家庭教師のトラコ」の脚本家は遊川和彦さんです。
脚本家・遊川和彦さんは松嶋菜々子さん主演の最高視聴率40%超えのヒット作「家政婦のミタ」を生み出した脚本家。
また今回「家庭教師のトラコ」のプロデューサーは、「家政夫のミタ」でもコンビを組んだ大平太プロデューサーです。
遊川和彦さんと大平太さんが再びコンビを組む最新作となります。
- 東京都生まれの脚本家兼映画監督
- 1955年10月24日生まれ(66歳)
- 広島大学政経学部卒業
- 主な作品「家政婦のミタ」、「過保護のカホコ」、「同期のサクラ」、「となりのチカラ」、「35歳の少女」
遊川和彦さんコメント
女優、橋本愛は今ぼく達の想像以上のスピードで成長している気がしてなりません。そんな彼女の演じる「家庭教師のトラコ」は、まるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹きぬける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます。そして最後には、このドラマを見てくださった人誰もが、トラコにまた会いたくて、そばにいたくて、離れたくなくて、空を見上げ「トラコー!」と叫ばずにはいられなくなる、そんな物語になればと思っています。
家庭教師のトラコ公式サイト
【家庭教師のトラコ】キャスト相関図はこちら>>
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【家庭教師のトラコ】のネタバレ最終回と結末予想!
ドラマ「家庭教師のトラコ」の結末はどうなるのでしょうか?
「家庭教師のトラコ」の公式ホームページによると、現段階で主人公の橋本愛さんは第2話まで台本を読み進めたそうですが、結末については知らないようです。
いつもは結末から逆算して取り組むことが多いのですが、今回は先が見えない。自分で道をつくって、開拓していく新しいチャレンジです。
引用元:スポーツ報知
脚本家である遊川和彦さんがまだ台本を渡していないのか、まだ未完成の物語であるのか。
主人公の橋本愛さんですら結末を知らない状況にあります。
現在放送前で分かっている情報といえば、「家庭教師のトラコ」は合格率が100%である伝説の家庭教師だということ。
そしてトラコは3組の母子の受験を指導することです。
トラコが指導に当たる子供と母親の家庭状況はこちら。
- 娘を小学校受験させる30代のワーキングママ(中村真希36歳・知恵6歳)
- 中学受験する息子を育てる40代のシングルマザー(下山智代42歳・息子12歳)
- 有名大学進学を目指す息子がいる富裕層の後妻である50代の母親(上原里美50歳・守17歳)
それぞれの結末や合格するのかどうかについて考えていきます。
①中村真希と知恵の結末は合格する?
- 娘を小学校受験させる30代のワーキングママ
この母娘に家庭教師をするトラコ。
母親の中村真希はバリバリ働くワーキングママです。
一人娘の知恵の将来を案じ、超有名私立小学校に合格させることしか頭にありません。
正義感もあり自分が一人で家庭を支えていると思っていることから、自分の考えがいつも正しいと思っている母。
しかし受験する娘・知恵本人は「どうして勉強しなくてはならないの?」という気持ちが根底にあります。
未来のことばかり不安視し、今の娘とは全く向き合っていない母親・中村真希に対し、知恵の「今」を見つめるなトラコの指導が描かれるのではないでしょうか。
②下山智代と息子の結末は合格する?
- 中学受験する息子を育てる40代のシングルマザー
この母子は底辺で喘ぐバツイチママと小学生の息子です。
下山智代は大雑把な性格であり、小さな居酒屋を一人で切り盛りしています。
息子は「超難関私立中学に進学したい」という夢があるにも関わらず、お金がない状況では何も叶えることができません。
下山智代は自身も親が残した定食屋を継いだことにより、夢を諦めていました。
「夢を持ってはいけないのか」と考える息子とともに自分の夢を取り戻す日が来るのでしょうか?
息子は夢を諦めず超難関私立中学に合格することで夢を掴むことができるのかトラコの指導に期待です!
③上原里美と守の結末は合格する?
- 有名大学進学を目指す息子がいる富裕層の後妻である50代の母親
最後は人口の上位3%しか入れないと言われる超富裕層であるにも関わらず、自分の居場所がない50代の後妻ママと息子です。
上原里美ホステス時代、妻子持ちの銀行家の愛人となって守を出産した後は、守を一人で育ててきました。
その後上原里美は超富裕層である上原家の正妻になることになりますが、元ホステスということもあり家での居心地は最悪です。
自分の息子・守(17)に絶対に東大に合格してもらうことで家族を見返してやりたいと思っている野心家の母親。
そんな母親を見つめる守は、果たして東大合格を掴むことができるのか。
家庭内のいじめをなくすことができるのか、トラコの指導に期待ですね。
【家庭教師のトラコ】ネタバレ最終回と結末予想まとめ
今回は、7月スタートの橋本愛さん主演のドラマ「家庭教師のトラコ」のネタバレを1話から最終回まで紹介し、結末を予想しました。
遊川和彦さん脚本のドラマということで注目を浴びている今作品。
最終回の結末まで展開が楽しみですね!
新しい情報が入り次第追記して行きますので、放送開始をお楽しみに!
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