【寂しい丘で狩りをする】ネタバレ!原作のあらすじを最終回まで結末も
本記事は、ドラマ「寂しい丘で狩りをする」の原作ネタバレ記事として結末のあらすじや最終回の感想を紹介しています。
2020年3月10日(木)からParaviで独占先行配信がスタートする倉科カナさん主演のドラマ「寂しい丘で狩りをする」。
原作は辻原登さんの同名小説「寂しい丘で狩りをする」を実写ドラマ化して再現した内容で、4月22日(金)から地上波でもテレビ東京にて放送されます。
「狩られる前に狩る…」
レイプ・DVと言った男たちの欲望によって苦しめられた2人の女性の復讐を巡る衝撃の社会派クライムサスペンスです。
小説原作のドラマ化にあたって豪華キャストで再現されると注目です。
今回は3月スタートの倉科カナさん主演のドラマ「寂しい丘で狩りをする」について、原作のネタバレ最終回・結末のあらすじなどをまとめました。
目次
スポンサーリンク
【寂しい丘で狩りをする】原作ネタバレあらすじ紹介 !結末はどうなる?
「寂しい丘で狩りをする」は2014年3月26日に講談社より発売された芥川賞作家・辻原登さんの同名小説を原作とするクライムサスペンス物語です。
リンク
原作ネタバレと結末までのあらすじ
原作のあらすじ
映画のフィルム・エディターの野添敦子は、かつてレイプされて告訴した押本史夫の逆恨みに脅え、女性探偵の桑村みどりに出所間近の押本の尾行を依頼する。みどりもまた交際していた久我の暴力に苦しめられていた。予想どおり出所するや否や敦子の行方を執念深く調べ始めた押本の足音が刻一刻と迫る……。
引用元:Amazon
詳しいネタバレと原作の結末
大雪の日にフィルムエディターの野添敦子(当時26歳)がタクシーの列に並んでいた所、押本史夫に声を掛けられたのが全ての始まりです。
敦子が押本のタクシー相乗りの提案を許可をしてしまったことから家までつけられた敦子は性被害(レイプ)に遭いますが、7年の刑を終えた押本はやがて出所します。
実は押本は過去にも複数罪を重ねている常習犯。
押本は自分が捕まったのは敦子が警察に言ったからだと敦子を逆恨みしており、出所と共に敦子を再び探し始めます。
押本はレイプした時に、敦子に絶対警察に通報するなと口止めしていました
押本から執拗に狙われ、殺されそうになる敦子でしたが警察は何もしてくれず仕方なく自分で探偵を雇いました。
警察は実際に事件が起きてから押本を捕まえますというスタンス
雇った探偵の名は桑村みどり(ドラマでは倉科カナが演じる主人公)。
実はみどり自身も元彼・久我健二郎からのDVとストーカーに悩まされていました。
出てくる男が二人とも狂ってて、更に味方になってくれるはずの警察は何もしてくれません。
逆に加害者でレイプ犯の押本は何故かプライバシーがしっかり守られていて、出所する日も教えてもらえず敦子はいつ自分が再び襲われるのかと恐怖の日々を送ります。
警察は何か事が起きてからでないと動けないため、やっと動いたかと思えば押本に注意をしただけ。
それによって押本は敦子を更に恨み、ストーカー行為が増長。
警察は、被害者を守れずに逆に被害者を危険に晒してしまいました
みどりは押本の動向を探りますが、押本を追いかけながらも自分は久我という男にストーカーをされ続けます。
みどりは自身が久我に苦しめられた経験から、敦子を絶対に守ってあげたいと一人で奮闘。
みどりは自身の経験からストーカー被害から自分を守れるのは自分だけと知っていました
とにかく卑劣極まりない男たちに対して敦子とみどりは現状を打破するべく誰にも頼らず行動します。
時には命をかけてお互いを守ろうとする姿も・・・。
結末としては、押本はみどりの催涙スプレーとスタンガンによって倒されます。
「敦子と話をさせてあげる」とみどりは押本をおびき寄せたんです。
スタンガンの威力で記憶も飛び、敦子を再びストーカーする事がなくなりハッピーエンド!
そしてみどりの方のDV元彼は、なんと持病の心臓疾患で自滅します。
みどりの写真を撮ろうと自分のマンションにみどりを呼んでバスルームでいざ撮影しようとした時にです。
みどりはすぐに救急車を呼ぶことも出来たんですが、呼ばずに久我は亡くなってしまいます。
みどりは傷害罪として逮捕されますが、執行猶予がついて終了です。
ドラマ版では全く違う結末が描かれました。詳しくは後述!
原作の結末の感想は?
今回の性犯罪のケースだけでなく、現代の社会において犯罪被害者よりも加害者が法で守られる現状の問題提起としては意味のある小説だと思います。
結局は自分の身は自分で守るしかないという悲しい現状も浮き彫りとなり、読んだ後はちょっと虚しい気持ちになるため「寂しい丘で狩りをする」というタイトルに合った作品だと思います。
「寂しい丘」とは守ってくれるはずの立場の人たちが全く守ってくれない状況で卑劣な男たちに立ち向かうヒロイン二人女性(敦子・みどり)との「狩り」の様子です。
そんな状況の中でも果敢に立ち向かう主人公の行動力や度胸にあっぱれ!気分爽快です。(怖いけど)
ハッピーエンドだったから良かったものの、リアルには事件が解決せず今もストーカー被害で苦しみ誰も守ってくれない状況の女性は多いと思うので地上波で放送する価値はある作品だと思います。
恐怖の緊迫感と緊張感。そしてラストの高揚感が病みつきになる一級品のサスペンスエンターテイメントです。
【寂しい丘で狩りをする】ドラマネタバレ!1話から最終回まで各話あらすじと感想
出典:寂しい丘で狩りをする公式サイト
ドラマ「寂しい丘で狩りをする」の1話から最終回までのネタバレです。
1話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月10日、地上波4月22日)
第一話「再会」
あらすじ
探偵・桑村みどりは同棲する刑事で恋人の浅野からプロポーズを受けて幸せな朝を迎えていた。
その日仕事場へ行くと、みどりの務める探偵事務所に来たのは図書館司書の野添敦子。
野添は7年前に暴行を受けた押本が出所し、再び自分を狙うかもしれないから探偵を雇いたいと助けを求めてきたのだ。
早速敦子の依頼を受けたみどりは、押本について調べ始める。
しかし押本を追うみどりを、今度は別の男が尾行していた。
その男はみどりの過去の恋人・久我。
追われながら追う、奇妙な構図でみどりの狩りが始まる・・・!
第一話ネタバレ
- 桑山みどりは探偵で、婚約者で恋人の浅野は刑事
- 押本は7年前に敦子に暴行し、逆恨みして敦子に復讐しようと探していた
- みどりは自分が久我にDV受けていたことやストーカーについて恋人には隠している様子
1話の詳しいあらすじ
桑村みどり(倉科カナ)は口から出血していた。
手には何かを持って震えている。
私たちを守ってくれる人はいない。だから狩られる前に狩る・・・・
2週間前。
探偵をしている桑村みどりは刑事・浅野龍平(平山浩行)と同棲していた。
掃除洗濯なんでもできる龍平に、甘えるみどり。
朝からプロポーズされたみどりは幸せを噛み締める。
図書館司書の野添敦子(久保田紗友)がみどりの働く探偵事務所に現れたのはその後すぐだった。
みどりが働くのはイビサ・レディス探偵事務所。
ただでさえ忙しいみどりだったが依頼主の表情が気になり、依頼を受けることに。
敦子の依頼内容は、押本忠雄(丸山智己)を調べてほしいというものだった。
押本は1週間前に刑務所を出所しており、出所後の現在の行動を知りたいという依頼だった
みどりが野添に押本との関係を聞くと、野添は突然とても怖がった表情を見せる。
そこで明らかになったのは野添が7年前にレイプされた過去だった。
7年前。
押本は法廷でも何の反省もせず、暴言を吐いていた。
犯行後に警察へ通報した野添に対し、押本は法廷の場で復讐してやると大声で脅す。
敦子に暴行をした時に、絶対に通報するなと念を押したのに敦子が裏切って通報したと逆恨みしたのだ。
脅されたことが忘れられず、野添はいてもたってもいられず調査を依頼。
泣きながら依頼する姿にみどりは心を痛める。
*
押本は1週間前に府中刑務所を出所している。
みどりは押本が野添に復讐するなら出所後に行くであろう場所をあたった。
それは7年前押本の国選弁護士をした人物である桂光子(藤田弓子)の元だった。
押本は、桂弁護士を通じて敦子のことを調べるのではないかと思ったのだ。
結果はビンゴ。
押本は出所するや否や、桂弁護士に敦子の居場所を聞いていた。
しかしもちろん桂は断り、一切彼女に近づかないようにと指摘した。
押本は7年前に野添がタクシーの相乗りを許可したことを、自分に好意があるものと勘違いしてタクシーを降りた後襲い掛かっていた
その話を聞いた後、桂からみどりは忠告を受ける。
押本は危険な男で、全く反省していないと。
みどりは桂弁護士から押本が神奈川のラーメン店で働いているとの情報を得て様子を見に行った。
そこでは岸田という名前で働く押本の姿があった。
店主とトラブルになっており、気性の荒い性格は一切直っていない様子である。
勤務後、押本がネットカフェへ入っていくのを見たみどりは後を付けた。
押本が席を離れた直後みどりは押本の席で調べていた内容を見れ驚愕する。
その内容は明らかに野添を復讐する内容のものだった。
*
図書館で働く野添敦子は、ボロボロにされた本を直していた。
そんな時ある人物から電話がかかってくる。
電話の相手は敦子の高校の友達であり、岸田という男が敦子の電話番号を聞いてきたという内容だった。
この事件は危険度が高いという判断で、みどりは警察に今回の件を依頼しようという判断になる。
みどりは帰宅して彼氏で刑事の浅野に相談しようと電話している最中、背後から一人の男に抱きつかれる。
その男とはみどりの元恋人の久我健二郎(竹財輝之助)。
実はみどりもまた、一人の男からDVの被害を受けていた一人だった。
久我はみどりの後をつけ、みどりの写真を撮っていた。
あとはみどりのヌード写真があれば完成するとみどりに襲い掛かる。
久しぶりの恐怖の再会と、久我の常軌を逸する行動にみどりは思わず涙声で呟く。
「狂ってる・・・・・」
2話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月29日)
第二話「執着」
あらすじ
探偵・桑村みどりは久我の執拗なストーカーに怯えていた。
婚約者で刑事の浅野にも相談できず、一人で戦うことを決意する。
一方出所した押本に怯える野添敦子は、警察にも相談するが相手にして貰えない。
敦子もまた、一人でどうにかすると気丈に振る舞うがみどりは気が気でならない。
みどりは探偵事務所にも内緒で押本を独自に調査し始める。
しかし久我の魔の手はみどりに伸び、浅野と過ごす幸せな誕生日に突如として現れる。
さらに押本は執念でついに敦子の自宅を突き止めた・・・
第二話ネタバレ
- みどりは探偵として押本を追うことを禁止されるが、独自に調査を続ける
- 久我に持病があることが分かる
- 久我と浅野が対峙
- 押本がついに敦子の自宅を突き止める
2話の詳しいあらすじ
探偵の桑村みどり(倉科カナ)は部屋に忍び混んでいた元カレでストーカーの久我健二郎(竹財輝之助)に迫られていた。
みどりの写真集を完成させるために服を脱いだ姿を撮りたいと迫る久我。
しかし突然胸を押さえて苦しみだした。
持病があるのか薬を服用した久我は、日を改めると部屋を後にする。
婚約者・浅野隆平(平山浩行)から電話を貰うが、久我のことは話さないみどり。
次の日探偵事務所に野添敦子(久保田紗友)が現れ、みどりは押本忠男(丸山智己)の調査結果を報告する。
深刻な状況であるため警察に相談するようにと勧めるが、それで100%守ってもらえるとは思えないという敦子。
警察は敦子の相談を聞くも、事が起きてからでなければ動けないと言っていた。
みどりは探偵ができるのはここまでだと敦子に話すが、1人で戦うと気丈に振る舞う敦子を見て心を痛める。
みどりは帰宅後、また久我に家に入られていた。
置き手紙で脅してくる久我に腹を立てるみどり。
男たちは心を踏みにじり、日常まで脅かし、そして自分たちは再び心に傷を負う・・・
自分と敦子の境遇を重ね、立ち向かうしかないと決意したみどりは押本の家に侵入し盗聴器を仕掛けた。
押本は自宅でも執拗に野添敦子について調べており、みどりは敦子に注意するよう連絡する。
しかし探偵として行き過ぎた行動は、所長(高橋英樹)から控えるように注意されてしまった。
みどりが敦子の件にこれ以上関わらないように、所長は複数の案件をみどりに任せる。
みどりの誕生日、浅野とみどりはディナーを食べにきていた。
みどりの様子がおかしいと感じる浅野だが、みどりは心の内は話さない。
そこに突然みどりの誕生日を祝うケーキが運ばれてきて喜ぶみどりだったが、浅野は注文していないと言う。
登場したのは満面の笑みでみどりの誕生日を祝う久我だった。
カメラマンだと浅野に自己紹介する久我は、浅野が刑事であることも全て知っていた。
何事かとみどりに尋ねるが、みどりは何も言わない。
異様な雰囲気を察知した浅野は久我にケーキを返却し、次は容赦しないと牽制する。
みどりは浅野の温かい声掛けにホッとして笑顔になるが、レストランの外からは久我がみどりを見ていた。
一方帰宅中の敦子にも忍び寄る人影が。
押本がとうとう敦子の居場所を探し当てたのだ。
全力疾走で逃げる敦子だが、押本は追いかける・・・
3話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月6日)
第三話「恐怖」
あらすじ
探偵・桑村みどりは自身も久我に追われながら、野添敦子を家に匿い、守ることにした。
敦子はみどりの不在時に家に来た久我を恋人だと勘違いし、家に入れてしまう。
一方押本は敦子の家に忍び込み、敦子が探偵を雇って自分のことを調べていたことを知り恨みを募らせていた。
押本の敦子への恨みの矛先は探偵のみどりにも及ぶことに。
敦子はみどりのお守りを手に遠山とのデートを楽しむが、帰り道ついに押本に襲われてしまう。
第三話ネタバレ
- みどりの婚約者・浅野が久我について調べ始める
- 押本がみどりの存在を知り、仕事場まで突き止められてしまう
- 遠山が押本に突き飛ばされたことにより車に轢かれ、救急車で運ばれる
- 自分のせいで周りも傷つけられると悟った敦子は手首を切ってしまう
3話の詳しいあらすじ
押本(丸山智己)は敦子(久保田紗友)を追っていたが、ちょうど通行人が通った為追うのを諦める。
敦子から押本が現れたと連絡を貰ったみどり(倉科カナ)は、すぐに敦子を呼び家に招き入れた。
警察に連絡をと勧めるみどりだったが、敦子はまた押本に脅されていた為それはできないと断る。
みどりは敦子を恐怖から救うため、家で匿うことに決めた。
その頃押本は敦子の家に侵入していた。
部屋に置いてあった資料から、敦子が探偵のみどりを雇っていたことが押本にバレてしまう。
みどりの家に泊まった敦子はみどりと打ち解ける。
みどりの家にあった古い本を直したいと言った敦子には笑顔が見られた。
敦子はみどりのこれから外出時に携帯するようにと、催涙 スプレーを手渡す。
みどりと久我(竹財輝之助)の関係について疑問に思った浅野(平山浩行)は、同じく刑事の安田悟(忍成修吾)に久我を調べさせた。
調査の結果、みどりは5年前に久我のストーカー被害を警察に相談していたことが明らかになる。
久我建二郎は不動産会社の息子で、父親の遺産を使ってカメラマンの仕事を学ぶために留学していた。
しかし日本では人間関係のトラブルが続き、業界から干されている。
実際に久我の元へ来たモデルも、久我に美しくないからと追い出されていた。
久我が美しいと感じるのはみどり一人だけなようだ・・・。
みどりの留守中、敦子が一人のところに久我が訪問する。
自分はみどりの彼氏だと名乗る久我を信じ、家に上げてしまったのだ。
帰宅したみどりは久我を見て顔が引きつる。
慌ててみどりは敦子を家から出ていくように促した。
家に二人きりなった途端、久我は本性を出す。
みどりを愛しているんだと、誓いの証を見せみどりを襲う。
拒否された久我はみどりの首を閉めようとするが、間一髪のところで浅野が家のインターホンを鳴らした。
一方図書館の同僚である遠山大介(黒羽麻璃央)とのデートを楽しんでいた敦子。
良い雰囲気であったが、帰り道突然遠山は押本に突き飛ばされてしまい、車に跳ねられてしまう。
敦子は自分がいると周りが不幸になると感じ、トイレで自殺をはかった。
絶望の連鎖を止めなければと決意したみどりは、ある決意をする。
狩られる前に狩る、と・・・。
4話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月18日、地上波5月13日)
第四話「決断」
あらすじ
探偵・桑村みどりは遂に久我への復讐を決意した。
復縁に同意したふりをして久我と思い出の場所に向かったみどりは、襲ってきた久我を海へ突き落とす。
次の日野添敦子の入院先へ見舞いに訪れたみどりは、押本もきっと罰を受けるだろうと言い切った。
敦子の入院先で婚約者の浅野と鉢合わせたみどりは、久我とは会っていないと嘘をつく。
久我が失踪しニュースでも取り上げられ事件化すると、押本はみどりの前に現れた。
自分は全てを見ていた。だから敦子の居所を教えろと・・・。
第四話ネタバレ
- みどりは護身用に携帯していたボールペンで久我を倒した
- 押本はみどりの仕事場から二人を付け、事件の一連の流れを見ていた
- 浅野はみどりが何か隠していると確信する
4話の詳しいあらすじ
桑村みどり(倉科カナ)は護身用具としてボールペンを手にし、久我健二郎(竹財輝之助)とのデートに向かった。
今日全ての決着を付けると心に決めて。
二人は思い出の地へ向かう。そこは港にある5年前に二人が初めてデートした場所だ。
花束を渡した久我は、二人の第二章を始めようとみどりに着替えを渡す。
着替えたみどりは久我に写真を撮られていた。
コートを脱ぐように指示されるみどり。
久我はみどりがコートに忍ばせていた護身用具のボールペンを見つけると、こんなものは必要ないと投げ捨てる。
みどりは久我に写真を撮らせながら、久我の幼少期の話をすることで久我の心を揺さぶった。
過去の話で激昂した久我はみどりに襲いかかって来たが、みどりはボールペンで足を攻撃する。
その拍子に持病の心臓病の発作が起きて隙ができた久我をみどりは海に突き落とした。
みどりは反撃後すぐにタクシーに乗ってその場を去るが、探偵事務所からみどりをつけていた押本忠夫(丸山智己)に全てを見られてしまっていた・・・。
次の日みどりは何事もなかったかのように敦子の入院先を訪れていた。
敦子と一緒にいたことで押本に襲われた遠山大介(黒羽麻璃央)は、足を骨折した程度で助かったようだ。
遠山が怪我をしたのも全ては自分のせいだと悲しむ敦子を、みどりはそっと抱きしめる。
そしてみどりは、押本は必ず罰を受けることになると言い切った。
そこへ浅野龍平(平山浩行)が今回の事件の事情聴取をするために敦子の入院している部屋に訪れた。
みどりと鉢合わせお互いに驚いたが、敦子はみどりのクライアントだと聞かされる。
どうして話をしてくれなかったのかと浅野はみどりを責めるが、事件にならない限り警察は動けないからだとみどりは言った。
既に押本は敦子に復讐することが生き甲斐となっており、復讐を遂げるまで何度捕まえても同じだと。
浅野は久我についてもみどりに聞くが、みどりは誕生日以来会っていないと嘘を付き、その場を去った。
その頃押本は、勤務するラーメン屋で給料の前借りを断られた腹いせに現金を奪って逃走していた。
さらに久我の失踪も事件化。
久我は有名な写真家だったこともあり、ニュースなどで大々的に報道されてしまう。
警察に追われ自宅に帰れなくなった押本は、その晩みどりの元へ訪れた。
久我とのトラブルの一連の流れを全て見ていたと。
久我をやったのはお前だろうと脅されて敦子の居場所を知ろうとする押本にみどりは・・・?
5話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月18日、地上波5月20日)
第五話「反撃」
あらすじ
探偵・桑村みどりは押本に脅されていた。
久我の一件を全て見ていたから、警察に言われたくなければ敦子の居場所を教えろと・・・。
通行人が現れたことで押本は逃げるが、みどりは追いかけ押本にGPSを仕込むことに成功する。
一方敦子はみどりと久我の本当の関係についてみどりから真相を聞かされていた。
自分と同じ痛みを経験したと分かった二人は、手を握り合って男たちと戦うことを決意する。
退院した敦子は、みどりを守るために押本と対峙することを決めた。
敦子は7年前に押本に襲われた場所で、とうとう押本と顔を合わせる。
第五話ネタバレ
- 桑村みどりは警察に任意同行を求められるが、否定して警察を後にする
- 押本は再び敦子の部屋に侵入し、とうとう敦子の居場所を特定した
- 敦子は押本に誠心誠意謝り、みどりと自分を守るためにナイフを向けた
5話の詳しいあらすじ
桑村みどり(倉科カナ)は久我健二郎(竹財輝之助)を海に突き落としたところを押本忠夫(丸山智己)に見られていた。
警察に黙っている代わりに野添敦子(久保田紗友)の居場所を教えろと迫られるが、とぼけるみどり。
警察に言っても良いが、警察は前科者である押本と探偵である自分のどちらを信じるのか目に見えていると開き直るみどりに、押本は何も言い返せなくなる。
脅しているところを人に見られたことで、押本は何もせずみどりの前から立ち去った。
みどりは感じていた。
一度狩る側に立った者は、ずっと狩り続けなければならないと。
そしてみどりはすぐに押本の後を追う。
押本は居酒屋に入るが、トイレへと立った隙にみどりは押本のコートにGPSを仕掛けた。
後日みどりは敦子の入院先へ行くと、敦子にもGPSを付けてもらう。
押本と敦子の二人が接触しないようにみどりが監視するためだ。
GPSを付けた敦子はニュースで事件化していた久我健二郎(竹財輝之助)についてみどりに訪ねた。
みどりは敦子に久我との関係は恋人同士ではなく、普通ではない関係であったと真実と話す。
みどりは敦子と全く同じ過去を持っていたのだ。
同じ痛みを経験していたことが分かり、手を握り合う二人。
同じ頃、警察は久我が失踪する直前に車に同乗していた女性を見つけていた。
そこに写っていたのは桑村みどり。
写真を目にした浅野龍平(平山浩行)は絶句する。
探偵事務所では、所長の岡庭正(高橋英樹)も久我が失踪したニュースを知り、みどりに事情を聞いていた。
真実を話さないみどりに、岡庭は何かを感じているようだが何も言わない。
押本はというと、未だに警察に追われながら執拗に敦子を追っていた。
敦子の部屋へ再び侵入すると、押本は遂に敦子の居場所となる住所を発見する。
一方みどりは過去に押本の弁護をした桂光子(藤田弓子)に会い、押本が敦子を襲ったきっかけについて事細かに聞いた。
押本はみどりが優しく話してくれたのを好意と勘違いし、その後拒絶されたことを裏切りと感じたのだ。
身勝手すぎる理由に腹をたてるみどり。
敦子の入院先には浅野が面会に来ており、押本を全力で追っているから安心するようにと話す。
浅野は敦子に何故みどりの側にいるのかと聞くと、同じ痛みを経験した同士、共鳴したからだと答える。
押本からずっと逃げるだけだったが、みどりと出会ったことで自分は変わって来たと話す敦子。
浅野もまた、みどりと出会えたことに感謝していると言うが、みどりがあまりに強いためその強さが暴走してしまうのではと心配していると話す。
その後みどりは遂に、写真が決め手となり警察に任意同行を求められてしまう。
警察についたみどりは浅野と顔を合わせたが、お互いに知らないふりをして部屋に入った。
一緒に車に乗っている写真を見せられるが、みどりは久我と別れた後のことは知らないと答えた。
任意であるからこれ以上話すことはもうないと、みどりは警察を後にする。
一方入院先で一人残された敦子の携帯にかけて来たのは押本だった。
電話を切るな。切ったらみどりは破滅すると脅される敦子。
みどりは警察からの帰り、敦子から留守電が入っていることに気がつく。
今度はみどりを私が守るとの伝言に、慌ててGPSを確認すると押本と敦子は接近していた。
二人が落ち合った場所は、7年前に敦子が押本に襲われた場所だ。
敦子は押本に話があると勇気を出して話し始める。
7年前のあの時、勘違いをさせてしまって申し訳なかったと。
だからみどりのことは警察に話さないでくれと。
押本は言う。
7年間、お前に地獄を見せるためだけに生きて来た。
そんなにみどりが大切なら、二人まとめて破滅させてやると脅す押本に、みどりは刃物を向けた・・・。
6話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月25日、地上波5月20日)
第六話「悪魔」
あらすじ
押本の元へ一人で会いに行った敦子は、案の定押本に襲われてしまうが探偵・桑村みどりによって助けられる。
敦子を守ることができなかったみどりは、自身が悪魔となることを誓った。
復讐を決意したみどりは、浅野と別れて探偵事務所にも辞表を提出した。
そして押本を狩る側になったみどりは、押本にある取引を持ちかけて家に呼び出す。
敦子に会わせてくれると信じた押本はその晩、みどりの家へ現れる・・・
第六話ネタバレ
- 押本に襲われた敦子は入院する
- みどりは押本に取り付けたGPSで行動を監視し、追い詰めた
- 逆上した押本にボールペンを突き刺し倒すが、久我に一部始終見られてしまっていた
6話の詳しいあらすじ
みどり(倉科カナ)を守るために一人で押本(丸山智己)に会いに行った敦子(久保田紗友)。
しかし敦子にナイフを向けられた押本は激昂し、敦子を突き飛ばして首を絞める。
敦子は失神してしまうが、そのとき助けに現れたのがみどりだった。
間一髪のところで敦子を助けるが、逆にみどりも押本に狙われてしまう。
押本に刺される前に、みどりは久我(竹財輝之助)にも使ったボールペンで反撃しようと身構えた。
すると横から二人を止める声が。
警察だった。
浅野(平山浩行)はみどりの姿を見て、言葉を失う。
すぐに浅野は逃げた押本を追うが、後一歩のところで逃げられてしまった。
残されたみどりは敦子を守れなかったことに傷つき、押本より悪魔になってやろうと心に誓う。
意識が戻らない敦子は入院することなってしまった。
入院先を訪れたみどりは、浅野に何故警察に言わなかったのかと責められる。
知っている情報をきちんと警察に渡してくれなければ、警察は何も動けないと言う浅野。
しかし警察に全く期待していないみどりの表情は冷たかった。
浅野を屋上に連れ出したみどりは、唐突に浅野に別れを告げる。
理由を聞かれ、結婚で探偵を辞めたくないからと見え透いた嘘をついたみどり。
探偵は危険な職業であるため、浅野は結婚したら退職して欲しいとお願いしていた
それだけが理由じゃないと分かっている浅野は引き止めるが、振り返りもせずみどりはいなくなってしまう。
しかし次の日みどりは自身が務める探偵事務所にも辞表を出した。
岡庭(高橋英樹)には久我のことが原因かと尋ねるが、みどりは答えない。
岡庭はいつでも戻ってくるようにと優しく声をかけたが、みどりの心には届かなかった。
一方警察の手から何とか逃れた押本。
みどりになぐられた箇所を水道水で洗い、包帯を巻いていた。
そこへ非通知の電話が鳴る。
電話の相手はみどりだった。
みどりは探偵を辞め、恋人とも別れたことで押本を堂々と追っていたのだ。
押本に仕込んだGPSを使って、”いつも見張っている”と今までと逆にみどりが押本を追い込んで行く・・・。
みどりは押本に敢えて”狩られる側”の立場を味わわせていたのだ。
入院先では、敦子が目を覚ました。
敦子への警察の事情聴取が始まり、何故7年前押本に襲われた場所に自ら行ったのか質問される。
全て終わらせるためだと静かに答える敦子。
押本に呼び出された時に警察に相談すれば、捕まえることができたのにと言われるが、敦子は納得しない。
押本が捕まえられたからといって、敦子への復讐は終わらないからだ。
自分がやらないと、押本の復讐は終わらないと言う敦子に、警察は何も言えなくなってしまう。
一方みどりはまた押本を監視し、電話をかけていた。
押本がどこへ逃げようと、みどりにはGPSによって居場所がバレてしまうのだ。
そしてみどりは押本に取引を持ちかける。
久我の一件を黙っていてくれると約束してくれるのならば、敦子に会わせてあげると。
了解した押本に、夜自分の家に来るようにと伝えるのであった。
その後敦子の元へ見舞いに訪れたみどり。
敦子はみどりが何かを隠していると感じ、危険なことはしないで欲しいと忠告する。
退院したら何をしたいかと聞かれた敦子は、景色の良い丘へピクニックに行きたいと言う。
美味しいサンドイッチを持って、二人で・・・
その言葉に笑顔になったみどりは、病室を後にした。
そして夜。
言われた通りみどりの家に現れた押本を、みどりは”ようこそ”と出迎える。
しかし部屋にはもちろん敦子の姿はない。
騙されたと分かった押本は、あっという間にみどり殴りかかった。
暴れる押本は、自分がこんなに落ちぶれてしまったのは全て敦子のせいだと言いがかりをつける。
あの女に出会わなければ、こんな生活はしていなかったと。
その話を聞いたみどりは思わず笑い、全ては自分のせいだと言い返した。
とうとうキレた押本はみどりに襲いかかるが、みどりはボールペンで押本の胸を刺す。
押本は倒れた。
みどりは自分がやってしまったことに暫し呆然とするが、その時そこにいるはずのない人物から声を掛けられて固まる。
亡くなったはずの久我が、全てを見ていたのだ・・・。
7話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月25日、地上波5月27日)
第七話「地獄」
あらすじ
みどりの自宅から押本の遺体が発見されるがみどりは忽然と姿を消していた。
浅野や警察は敦子に行方を聞くが、敦子に心当たりとなる場所はない。
心配になった敦子は遠山に力を借りて、みどりの自宅に侵入したことでみどりの手掛かりを発見する。
みどりは久我と一緒にいるのではと予測した警察は、久我の別荘へ向かった。
一方みどりは久我に軟禁され、ウェディングドレスを着せられている。
ケーキ入刀で使用したナイフで久我はみどりの心臓を狙う・・・。
第七話ネタバレ
- 浅野はみどりが婚約者だと警察にバレたことで捜査から外された
- 浅野は岡庭よりみどりと久我の異常な関係について聞かされる
- 久我がみどりの命を奪おうとした瞬間に警察が突入し、2人は逮捕される
7話の詳しいあらすじ
探偵・みどり(倉科カナ)が探偵事務所を辞めたと聞いてみどりの家に訪れた浅野(平山浩行)。
そこで浅野の視界に入ってきたのは、無残に荒らされた部屋と横たわって意識のない押本(丸山智己)だった。
押本の横にはみどりが使ったと思われるボールペンが落ちている。
その後警察に通報した浅野は、同僚の刑事たちとみどりの部屋を捜索しはじめた。
浅野以外の刑事は、押本が何故みどりの部屋で発見されたのかが分からない。
何故なら押本がストーカー行為を繰り返していたのはみどりではなく、敦子(久保田紗友)の方だったからだ。
刑事の疑問に、浅野は何も答えることができない。
忽然と姿を消したみどりは、一体どこへ行ったのだろうか。
浅野はみどりを探すべく、入院中の敦子へ電話を掛けた。
みどりの自宅にて押本の遺体が発見されたことを知ると、驚く敦子。
敦子もみどりの居場所を知るはずも無く、ボールペンからみどりの指紋が出たことから警察はみどりを被疑者として捜索することにした。
一方みどりは目を覚ました。
そこは全く身に覚えのない部屋。
ソファがあるだけで殺風景の部屋だ。
窓を開けるとそこには海が広がっていた。
そこへ背後から「おはよう」と声をかける久我(竹財輝之助)。
この部屋は久我のもので、みどりと暮らすためにリフォームしている最中の別荘だったのだ。
久我はみどりに倒された日のことを話し始める。
間一髪生き延びた久我は、それからずっとみどりをつけていた。
浅野と別れ話をした時も、押本を倒したときのことも。
みどりの新たな一面を見れたと喜ぶ久我。
我に返って自分のやったことを思い出したみどりは、慌てて警察に自首しに行くと部屋を出ようとする。
しかしわざわざ自分から捕まりに行く必要はないと久我は引き止めた。
みどりを手に入れた久我はとても嬉しそうだ・・・。
久我はそのままみどりを椅子に縛り付け、みどりを軟禁し写真撮影を思いっきり楽しんだ。
一方浅野は敦子の事情聴取をするが、敦子からはみどりの有力な情報は得られなかった。
やがて上層部にみどりと婚約関係にあったことがバレると、浅野は押本の事件の担当から外されてしまう。
しかし浅野は独自に調査を進めるために、みどりの勤め先だった探偵事務所に話を聞きに行っていた。
浅野は岡庭(高橋英樹)から久我とみどりの関係をとうとう聞くことになる。
それは浅野が想像していたよりも悪質で、酷いものであった。
浅野を大切に思うあまり、みどりは浅野に過去の話を言えなかったのだ。
退院した敦子は、同僚の遠山(黒羽麻璃央)の手を借りてみどりの部屋へ侵入した。
かつてみどりの部屋に匿ってもらっていた時に見た卒業アルバムがそっくり無くなっていることに気が付き、みどりは久我と一緒にいるのではないかと予想する。
そこへ浅野がみどりの部屋に入ってきて、敦子が部屋に侵入していたのがバレてしまった。
言い訳が見つからない敦子は、アルバムの一件を浅野に話す。
浅野はアルバムを持って行った犯人が久我だと目星を付け、急いで久我の別荘へ向かった。
一方どんな脱出を企てようとも全く久我の元から逃れることの出来ないみどりは、ウエディングドレスを着せられていた。
擬似結婚式を挙げさせられるみどり。
久我はケーキ入刀で使ったナイフでいよいよみどりを刺すつもりだと嬉しそうに話した。
久我の魂胆をとっくに見破っていたみどりは、最後に久我を挑発し始める。
みどりの挑発によって久我は震え始め、いよいよみどりの心臓を狙い始めたがそこへ警察が突入する。
間一髪で浅野によって救われたみどり。
みどりのウエディングドレス姿を見て浅野は驚くが、再開した二人は抱き合った。
浅野はみどりを守れなかったことを謝罪し、そのままみどりに手錠を掛ける。
浅野によって逮捕されてしまったみどりの表情は、穏やかだった・・・。
最終回ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月25日、地上波6月3日)
最終回「希望」
あらすじ
ウエディングドレス姿で警察に捕まったみどりは、裁判を受けることになる。
みどりの弁護をすることになった桂は、敦子に証言を頼んだ。
しかし敦子は押本との裁判の恐怖から、証言台に立つことが怖いと悩んでしまう。
そして公判の日。
勇気を出して押本との過去を話し、みどりだけが自分を守ってくれたと堂々証言した敦子。
その勇気ある姿を見てみどりはあることを決心する。
最終回ネタバレ
- みどりは警察に捕まり、故意があったかなかったかで裁判を受けることになる
- みどりは正当防衛を主張していたが、敦子の勇気ある行動に心を動かされ自白する
- みどりは懲役刑7年を受けることになり、事件は解決する
最終回の詳しいあらすじ
ウエディングドレス姿で警察に捕まったみどり(倉科カナ)。
早速事情聴取が始まるが、みどりは自分の罪を正当防衛だと主張する。
また自分の弁護人には過去に押本の弁護をした桂(藤田弓子)にお願いすることにした。
ニュースを見てみどりの罪を知った敦子(久保田紗友)はショックを受ける。
さらに自分が探偵としてみどりを雇っていたことが明らかになると、職場までマスコミが現れるようになってしまった。
そんな時みどりの弁護人・桂から連絡を貰った敦子は、来週から始まる裁判で証言をして欲しいとお願いされる。
迷った敦子は、みどりの過去の職場である探偵事務所に相談をしに行く。
岡庭(高橋英樹)に本心を話す敦子。
みどりに助けてもらっているのに、過去に押本に法廷で脅された経験がある敦子は再び法廷に立つことに恐怖を感じていた。
情けないと悲しむ敦子に、優しく声をかける岡庭。
みどりは敦子を苦しめようとなんて思っていない。
あなたの苦しみを心の底から理解しているのは彼女だけだから、と・・・・。
一方浅野は久我(竹財輝之助)の事情聴取をしていた。
久我のみどりへの異常な愛が分かっただけで、全く会話にならない。
浅野は久我に、何回釈放されようと何度でも捕まえると言い切る。
第一回の公判が始まった。
みどりはあくまでも正当防衛を主張する。
しかし検察は護身用のボールペンで確実に急所を狙っていることから、故意があったと主張した。
そして第三回の公判で、野添敦子が法廷に現れる。
検察に言いくるめられてしまいそうになる敦子だったが、勇気を出して言葉を絞り出す。
みどりだけが、頼んでもないのに自分の生活を守ってくれたこと。
自分は7年経った今でも外を歩くのが怖いのに、みどりは生活の楽しみまで奪われちゃダメだと言ってくれたこと。
みどりが初めて、自分の心まで守ろうとしてくれた人だったと。
そして敦子は、自分のせいでみどりが押本に襲われしまったとハッキリと証言をした。
そして公判最終日。
みどりは重い口を開いて話し始める。
自分は押本が襲ってくるように仕向け、殺意を持って刺したんだと。
自分も久我による苦い経験があることから、押本を止めるには命を狙うしか方法がなかった。
どうしても敦子のことを守りたかったが、結局自分は敦子を法廷でまた苦しめてしまったと涙を流す。
結局みどりによる自白で公判は終了し、みどりは懲役7年の刑を受けることになった。
みどりは敦子の勇気ある証言を聞いて、自白を決めた。
そして時は流れ。
みどりと敦子は約束通り、景色の良い丘でピクニックに来ていた。
二人の笑顔はとても爽やかだ。
今の笑顔があるのはみどりのおかげだと感謝する敦子。
そして二人は再び約束を交わす。
二人でいつか、カリブ海にカジキマグロを狩りに行こうと・・・。(終)
スポンサーリンク
【寂しい丘で狩りをする】のドラマ見逃し動画配信はある?
ドラマ「寂しい丘で狩りをする」はParavi独占先行配信作品であるため、動画配信サービス「Paravi」入会で視聴ができます。
【寂しい丘で狩りをする】ネタバレ1話から最終回各話あらすじ感想まとめ
今回は、「【寂しい丘で狩りをする】原作ネタバレ!結末のあらすじや最終回の感想も」と題しまして、倉科カナさんが主演するドラマ「寂しい丘で狩りをする」の原作ネタバレと結末のあらすじ・感想についてまとめました。
芥川賞作家の小説原作のドラマ、どのように表現されるのか放送が楽しみですね!
スポンサーリンク