【汝の名】ネタバレ!結末までの原作小説のあらすじを最終回まで
原作小説「汝の名」を山崎紘菜さんと北乃きいさんW主演でドラマ化!
4月5日(火)からテレビ東京地上波(深夜枠0時30分〜)にて放送され、3月16日にはParaviとYoutubeで独占先行配信されました。
原作は松本清張賞の受賞歴もある作家明野照春氏の同名小説。
勝ち組の女と負け組の女、2人の女の生き様と闘いを描く姉妹の復讐劇です。
小説原作のドラマ化ということで原作にぴったりの豪華キャスト陣にも注目!
今回は、4月5日(火)から深夜枠で放送された山崎紘菜さん北乃きいさんW主演のドラマ「汝の名」について原作のネタバレや結末のあらすじ、最終回の感想までを紹介します。
目次
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【汝の名】ネタバレと結末!原作のあらすじは?
「汝の名」は初版が2003年に中公文庫より刊行された、第7回松本清張賞受賞作家である明野照葉さんの同名小説を原作をする新感覚ホラーサスペンス物語です。
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原作のあらすじと結末のネタバレ
原作のあらすじ
三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日を境に、この奇妙な姉妹関係が崩れ始め、驚愕の事実が明らかになっていく…。
引用元:Amazon
この原作小説の始まりは三上里矢子という20代の女性が劇団員の彼と同棲しているシーンから始まります。
詳しいネタバレと原作の結末
同じ劇団出身でもテレビで活躍している人もいるのに、三上里矢子の彼はヒモだった。
1日働いてきたのに家事もやらされ偉そうに食事を求めてくる姿を見て、完全に見誤ったと感じる三上里矢子。
出会った頃は輝かしい宝石の原石と出会ったと感動さえしたのに、とんだ思い違いだったのだ。
口論の末「もうこんな生活嫌だ」と飛び出した先には、気がつくと高層マンション。
そこへ出入りしているキャリアウーマンが自分とほぼ年齢が変わらないことに”自分の人生を変えなくては”と決意する。
そして場面は変わり。
麻生陶子は表参道で事務所を経営する若き女社長だ。
若くて美しく、才能もあり非の打ち所のない完璧な女性。つまり「勝ち組の女」がそこにはいた。
そう。彼女こそ負け組から脱却するために名前を変えて人生をも変えた三上里矢子なのである。
三上里矢子は河島宏治と出会ったことで人生が変わった。
麻生陶子の戸籍を手に入れて別人として生まれ変わったことで、今の女社長の座を手に入れたのである。
しかし陶子の経営する会社の仕事内容は割と法律スレスレ。
自身がのし上がるためにはどんなこともやっちゃうのが麻生陶子という女性だ。
そんな麻生陶子には妹がいた。
妹の名は杉本久恵。実は麻生陶子の妹でも何でもなく、彼女はただの同級生である。
陶子とまるで正反対である久恵は内向的で陰気で口数が少ない幼児体型。
過去に婚約者からフラれたことがトラウマとなり精神病になり引きこもっていた。
陶子は自分に憧れ、依存体質で服従する久恵を「妹」として家に置くことで利用していたのだ。
お互いに依存する関係であったが、陶子に好きな人(壱岐亮介)ができたことで二人の関係は狂い始める。
陶子は壱岐亮介と出会ったことで陶子としての生き方に疑問を持つようになったのだ。
結局は今の自分は”陶子という完璧な女性”を女優のように演じているだけで、河島に搾取される側の人間だということ。
いつしか陶子は里矢子だった頃の自分に戻りたいと思うようになる。
心から愛した亮介に、嘘偽りない里矢子としての自分を好きになって貰いたかった陶子
しかし久恵はそれを許さなかった。
里矢子に戻ろうとする陶子に対し、”裏切り者”だと感じる久恵。
実は陶子に全てを捧げていた久恵は、陶子の邪魔となる人物を陰ながら徹底的に排除していたのだ。
全ては陶子が陶子のままでいるために。
久恵が憧れていたのは男に溺れる三上里矢子ではなく、男を手玉に取る女王様のような麻生陶子だったからだ。
それなのに亮介という男と出会ったことで、陶子は陶子という立場をいとも簡単に手放そうとし、自分をも排除しようとしている。
陶子に捨てられると思った久恵は陶子をあらゆる手を使って洗脳し始めた。
そして陶子を軟禁することに成功する。
薬漬けになった陶子を自宅に閉じ込め、今度は久恵がまるで陶子になったかのように振る舞い始めたのだ。
そして陶子を罵り、自分が勝ち組だと言わんばかりの態度を取る。
完全に陶子と久恵の立場が入れかわったかのように、久恵は自分を裏切ろうとした陶子に復讐し、同時に陶子を手に入れたのだった。
結局陶子は何とかして久恵から逃げることに成功するが、
今度は陶子のターンだと言わんばかりに久恵のトラウマを利用した復讐に出る。
復讐を終えた後の陶子の高笑い・・・・。
二人の復讐による戦いはいつまで繰り返されるのか。
原作の結末の感想は?
一言で感想を言うならば、「女は怖い」につきます。
愛情と憎しみは紙一重だと言うことが二人の関係から分かりますが、この復讐を繰り返していく関係に全く終わりが見えないのです。
一体何がゴール?憎しみ合う女性達にはハッピーエンドというものは存在しないのか・・・。
原作の終わりは陶子にしてやられた久恵の
待っててね、陶子ちゃん。今度は私の番だからね。
と言う言葉で終わっています。
いや・・・まだ続くんかい!(そこはごめんねでしょう)
と、女のドロドロとした憎しみ合う感情の描写がとてもリアルに描かれているため、明野照葉さんが描く情景をどの程度映像化できるのか楽しみですね。
原作小説は怖いですがとても読みやすい作品となっています。
【汝の名】ネタバレ!ドラマ1話から最終回まで各話あらすじ
ドラマ「汝の名」のあらすじをネタバレ!1話から最終回まで各話あらすじと感想を紹介します。
1話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月5日)
第一話「汝、演ずる」
あらすじ
若き女社長・麻生陶子(山崎紘菜)は勝ち組だ。
人材派遣会社(ETS)の社長としてオーナーの河島(眞島秀和)から任された会社をたった3年で大きくする。
しかし麻生陶子のやり方は強烈だ。
仕事のためなら男とも寝るし、人を騙すことに罪悪感のカケラもない。
一方陶子の妹・久恵は引きこもりだった。
陶子の身の回りの世話を引き受ける代わりに、陶子に養って貰っているのだ。
ある日久恵は陶子の頼まれていた仕事を忘れてしまったことをきっかけに、陶子の逆鱗に触れてしまう。
ネタバレ
- 麻生陶子は若き女社長として大成功を収めていた
- 陶子は妹・久恵を養って自分の世話をさせている
- 陶子は仕事のためなら法律スレスレのことも平気で行う
1話の詳しいネタバレ
三上里矢子(山崎紘菜)はタワマンに入っていく身なりの美しい女を悔しそうに眺めていた。
自分はというとボロボロのパーカーにスニーカー。
年齢は変わらないのになんて差だ。
見返してやる。絶対に・・・
若き女社長、麻生陶子(山崎紘菜)は河島宏治(眞島秀和)と愛し合っていた。
陶子はたった三年で河島宏治から任された会社を大きくしたのである。
陶子は河島に恩返しが出来たと喜ぶ。
麻生陶子はどこからどう見ても勝ち組の女だ。
自宅に帰宅した陶子に声をかけたのは伊藤恭平(京典和玖)。
若手有望ウェブデザイナーで、賞を受賞したから祝って欲しいとお酒を持ってきたのだ。
しかし陶子は自宅に恭平を自宅にあげるのを拒む。
引きこもりの妹がいて、他人と会うのを怖がるからと。
久恵(北乃きい)は陶子の妹だ。
過去に恋人に婚約破棄されてから、働く気も失くして家に籠っており、生活費は全て陶子が支払っている。
陶子は恭平にキスをすると自宅へと戻ったが、部屋に入るや否や陶子の顔は冷たく変わった。
出迎えた久恵に脱いだコートを押し付ける。
陶子は久恵の名前を出せば男たちは自分のプライベートに足を踏み込んでこなくなると喜んでいた。
陶子は久恵に声を掛けるが、久恵は吃って話すことができない。
気を悪くした陶子は空気が悪いから換気しろと言い放ち、自室に戻って行った。
陶子と久恵の間には完璧な師従関係が出来上がっている。
3年前、製薬会社に勤めていた久恵は元恋人に捨てられていた。
目の前で次の女と仲良くする姿を見て、ショックを隠せず震えが止まらない。
3年経った今も、久恵の手の震えは止まっていなかった。
パソコンで薬のことを調べて落ち着く久恵の様子を見て、陶子は「陰気な子」とため息をつく。
麻生陶子はETSの女社長だ。
ETSはクライアントの望む人物になりきる人材を派遣する会社である。
夫といい条件で離婚したいからと女を送り込むことだってするし、
プライドの高い社員を自主退社させるためにヘッドハンティングで偽会社に釣って退職させることだって何だってやった。
仕事内容に疑問を感じるスタッフにも、陶子はいいように言いくるめ信用させてしまう。
そんな無敵の女を演じているのが麻生陶子だ。
麻生陶子の仕事内容について久恵も心配するが、騙される方が馬鹿なんだと高笑う陶子。
酔った陶子は久恵に抱きつくが、クリーニングを取りに行くことを忘れた久恵に陶子は激昂する。
三年前、恋人に捨てられて傷心だった久恵に優しく声をかけたのは陶子だった。
陶子に蹴り飛ばされ、ワインをかけられた久恵は謝るが、その足で家を出てきてしまう。
外に出て行ってしまった久恵を探しに陶子は表に出るが、そこで声をかけてきたのは謎の女(長井短)だった。
2話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月12日予定)
第二話「偽りの女」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)の目の前に謎の女(長井短)が現れる。
陶子の過去を知る人物で、陶子は金を渡して追い払う。
久恵(北乃きい)は謎の女の正体を知っており、またすぐ陶子の元に現れるのではないかと警戒していた。
陶子が手に入れた謎の女の住所を片手に謎の女を独自に探し始める。
しかし途中で、道端に倒れている老人・継子(茅島成美)を助けたことで謎の女を見つけることはできなかった。
一方陶子は仕事で使っていたホテルのカフェで、オーナーである壱岐亮介(EXILE NAOTO)と運命的な出会いを果たす。
ネタバレ
- 麻生陶子は実は三上里矢子という名前で、名義と戸籍を変えていた
- 陶子は久恵から搾取していたが、自身も河島から搾取されている存在だと気がつく
- 久恵は自分の家の契約更新の費用に困っており、継子の通帳を狙う
2話の詳しいネタバレ
麻生陶子(山崎紘菜)の前に現れた謎の女(長井短)。
陶子を「里矢子さん」と呼び陶子の過去を知っているようだが、誰にも言わないから安心して欲しいと言う。
3年前、まだ陶子が里矢子だった頃。
里矢子は河島宏治(眞島秀和)から、現在の会社の社長を任せたいと打診されていた。
しかし仕事の内容が内容である為、河島は里矢子のフェイクを作り上げると話した。
その人物というのが麻生陶子(謎の女)だ。
以前の麻生陶子には借金があり、それを河島が持つという契約で名義と戸籍を手に入れたのだった。
この日から里矢子は麻生陶子と名を変え、勝ち組の女社長として生きることになった。
過去に麻生陶子だった謎の女は、現在の麻生陶子(里矢子)から金を借りた。
里矢子はお金を渡す代わりに謎の女の住所を手に入れて、金輪際目の前に現れるなと牽制する。
久恵(北乃きい)が恐る恐る陶子の家に帰宅すると、陶子から謎の女が現れたことを知らされる。
久恵はどうするのかと恐れるが、陶子はせいぜい月5〜6万支払えば黙っているだろうとあっけらかんとしていた。
陶子は20代の頃、金のない男に時間を使い負け組の人生を送っていた。
もうあの時の自分には戻らないと決意は固い。
しかし久恵は陶子を想い、涙していた。
久恵は陶子に依存しているのだ。
3年前。
久恵が陶子の家に住むようになった頃、久恵は陶子の実の妹として生きるようにと言われた。
杉本久恵だった名前は麻生久恵となり、陶子の妹となった。
久恵は陶子を守るために、謎の女の住所と電話番号をこっそり控えていた。
そして久恵は謎の女の家を探しに行く。
道中、老人が道で倒れているところに遭遇した久恵。
老人を助け家で介抱していると、机に置いてあった薬の名前から老人の病気を言い当てた。
久恵は薬剤師ではないものの、製薬会社で働いていたため薬の知識があったのだ。
喜んだ老人は他の薬も見てもらおうと薬を探すが、久恵は無防備に置かれていた老人の通帳を見つめていた・・・。
何か良からぬことを考えているような素ぶりを見せる久恵
一方陶子は仕事先のホテルのカフェで、オーナーである壱岐亮介(NAOTO EXILE)と運命的な出会いを果たす。
3話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月19日予定)
第三話「偽物から真実へ」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と出会ったことで今まで感じたことのないときめきを感じていた。
恋に色めき立つ陶子の姿を見て久恵(北乃きい)は不安を隠せない。
婚約者に捨てられた過去を持つ久恵は、陶子が亮介と恋に落ちることで自分が捨てられるのではないかと思ったからだ。
不安になった久恵は陶子と亮介のデート現場に姿を現わす。
陶子は久恵の姿を見て驚くが、そのまま何事も無かったかのように亮介とのデートへ行ってしまう。
ネタバレ
- 謎の女(長井短)が亡くなる
- 亮介は陶子に紫のバラをプレゼントする
- 陶子は久恵の姿を見て「もう要らないかな」と呟く
3話の詳しいネタバレ
久恵(北乃きい)は麻生陶子(山崎紘菜)の様子から、何かいいことがあったのではと勘付く。
実際、陶子は壱岐亮介(NAOTO)と出会ったことで気分が高揚していた。
陶子は新聞に目を通していると、自分が名前と戸籍を奪った女(長井短)が薬の影響で亡くなったことを知る。
陶子はこれがチャンスなのかピンチなのかが分からない。
しかし久恵は麻生陶子の名前が新聞には載っていなかったことから、これはチャンスでラッキーだと陶子を安心させる。
思わぬ励ましの言葉に、陶子は久恵が逞しくなったと感じた。
実は久恵は道端で助けた老人の家に通っていた。
久恵は老人に信用され、銀行でお金を降ろすことも任される仲になっていたのだ。
ある日壱岐亮介が陶子の人材派遣会社ETSに花束を持って現れる。
陶子から仕事の内容を聞いた涼介は、クライアントに夢を与える点が自分の仕事と似ていると言う。
家に帰宅した陶子。
久恵は誕生日でもないのにクライアントから貰ったという花束に違和感を感じていた。
いつもはすぐに捨てるのに、紫のバラは珍しいから生けるようにと言われ、戸惑う久恵。
紫のバラの花言葉の意味が「尊敬」だと嬉しそうに話す陶子の姿は生き生きとしている。
しかしいつも通り河島から送られてくる衣装には興味も示さず陶子はあっさりと捨ててしまった。
恐る恐る薔薇は大事な人にもらったのかと聞く久恵に、陶子は大事なクライアントだと答える。
久恵は陶子が男にはまり、自分をいつか追い出すのかと想像すると目の前が真っ暗になった。
私も河村の服のように捨てられてしまうのかと。
思わず久恵は紫のバラを握り潰す。
久恵は自宅のポストに入っていた同僚からの手紙で、元婚約者と新しい女との間に子供が生まれることを知った。
またその同僚も、影では久恵の悪口を言っていたのだ。
さらに同僚の手紙には、自分自身も結婚するのだと。
陶子に続き、次々と幸せになっていく周りを見て何故自分が一人なのかと悲しむ久恵。
思わず久恵は陶子が涼介とデートする場を見にきてしまっていた。
目が合ったものの、見なかったふりをした陶子。
陶子は久恵を見てポツリと、もう要らないかな・・・・と呟くのだった。
陶子は自分自身の仕事に飽き飽きしていたが、亮介との出会いで仕事観が変わってきていた。
新しい事業がポンポン浮かぶ亮介に陶子は心を奪われる。
亮介と楽しいひと時を過ごし、家の前で亮介と別れた陶子。
浮かれる陶子の後ろ姿に魔の手が忍び寄る・・・。
4話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月26日予定)
第四話「裏切りの運命」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)とのデート帰り、会社のターゲットに襲われる。
亮介が気が付き何事もなく助かるが、家には久恵(北乃きい)がおり亮介と久恵が対面してしまう。
陶子は久恵が妹だと亮介に名乗ったことに腹を立てた。
陶子は心の底から亮介を好いており、本当の自分である三上里矢子としての自分を見て欲しかったのだ。
陶子として生きる里矢子が好きな久恵は、妹としてずっと一緒にいたいと願うが・・・
ネタバレ
- 陶子と久恵は本当の姉妹ではなかったことが明らかになる
- 久恵は亮介は陶子が好きなだけで三上里矢子が好きな訳ではないと言ってしまう
- 陶子は亮介に自分の本当の名は三上里矢子だと中々言えない
4話の詳しいネタバレ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と別れた後、何者かに襲われる。
間一髪のところで亮介が気が付き追い払うが、襲った男は陶子の会社のターゲットだった。
お前のせいで人生がめちゃくちゃになったと怒る男だったが、亮介を見て逃げ出す。
陶子を介抱するために陶子の家に入った亮介は男に心当たりはあるかどうか尋ねるが、陶子は知らないと誤魔化す。
丁度帰宅した久恵(北乃きい)は亮介に自分は妹だと挨拶をした。
久恵が色々と亮介に話してしまう前に、陶子は亮介を慌てて家に返す。
亮介が帰った後、陶子は久恵を思いっきり叩いた。
陶子は久恵が妹だと名乗ったのが許せなかったのだ。
陶子は亮介に嘘をつきたくなく、本当の自分である三上里矢子として向き合いたいからだった。
まるで三上里矢子に戻りたいかのような陶子の発言に、久恵は疑問を抱く。
せっかく邪魔者だった本物の麻生陶子がいなくなったのに、何故それを自ら手放そうとするのか久恵は理解ができなかった。
陶子は久恵が何度も陶子という名前を呼ぶことに激しく怒り、自分の部屋に戻ってしまった。
高校の頃。
同級生だった三上里矢子と杉本久恵は、仲が良かった。
三上里矢子が部活で華々しく活躍するのを、久恵は嬉しそうに眺めていた。
久恵はずっと三上里矢子のファンだったのだ。
久恵は陶子の部屋へ行き陶子に謝るが、亮介は陶子を好きなのであって三上里矢子が好きなわけではないと言ってしまう。
久恵の言葉にさらに激昂した陶子。
久恵は部屋から追い出されるが、亮介が三上里矢子自身を好きになるわけがない。分かってあげられるのは自分だけだと呟く。
陶子は亮介の家に来ていた。
亮介は陶子にそっとキスをする。
亮介に抱かれようとする陶子だったが、久恵の言葉が頭から離れない。
亮介はただ陶子が好きなだけ。三上里矢子を見てくれている訳ではないと・・・。
家に帰宅した陶子は亮介に本当のことを言おうとしたが、言えなかったと久恵に話す。
久恵は自分にだけは本当の姿を見せてくれると、相談されるのを嬉しく思っていた。
嬉しくなった久恵は陶子にこれからもずっと一緒にいれるかと聞くが、陶子はそんな訳にはいかないと言う。
本当の姉妹ではない。久恵も自分の幸せを見つけて旅立つべきだと。
一人残された久恵は手の震えが止まらなくなっていた。
あれからずっと、久恵は継子の家に通っている。
こっそり継子の通帳からお金を引き出していた久恵は、継子が気がついてるのではないかと気がきではない。
継子の家を訪れた久恵は、とうとう継子のお茶にあるものを混ぜた・・・。
5話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月3日予定)
第五話「汝、堕ちる」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)はとうとう壱岐亮介(EXILE NAOTO)に、自分は偽りの女だと真実を明かす。
亮介は陶子ではなく三上里矢子を認め、二人はとうとう結ばれる。
一方心穏やかでないのが久恵(北乃きい)だ。
陶子が陶子でいるために、久恵は今まで人生を陶子に捧げて来た。
陶子に裏切られたと感じた久恵は、ある決断をする。
ネタバレ
- 陶子は亮介に全てを話し、二人は結ばれる
- 陶子は久恵との約束をすっぽかし、亮介と一晩過ごす
- 久恵は継子や謎の女を薬を使って消していた
5話の詳しいネタバレ
杉本久恵(北乃きい)によって謎の薬を飲まされた継子(茅島成美)は、暫くして亡くなった。
案外時間がかかったなと久恵は思っていた。
夕方久恵が麻生陶子(山崎紘菜)の家へ着くと、陶子は早くに家へ帰って来ていた。
陶子は壱岐亮介(EXILE NAOTO)に真実を言い、里矢子に戻る準備を始めようと思うと久恵に言う。
里矢子は陶子を演じることに飽きてしまったのだ。
久恵は最近何をしているのかと聞かれ、咄嗟にハローワークに通っていることを伝える。
里矢子は久恵が前を向いていると感じ、喜びの表情を見せた。
久恵は自分が働きに出て、陶子の前からいなくなっても良いのかと聞くが
陶子は自分の道を歩むのが一番だからどうってことないと答え、久恵は傷つく。
陶子は亮介の家に来ていた。
陶子はついに、亮介に本当のことを伝える。
自分は搾取される側から搾取する側に回るために名前を捨てたんだと。
自分の話を聞いて幻滅したかと諦める陶子だったが、亮介は里矢子を認め、里矢子に対して改めて自己紹介をした。
里矢子と亮介はついにベッドへ・・・。
久恵は陶子が前を向いた記念にお祝いをしようと約束していたが、すっかり忘れて亮介と過ごしていた。
久恵はお祝いの料理を準備していたが、陶子は帰ってこない。
久恵は出来上がった料理をひっくり返し、笑いながら泣き叫ぶ。
次の日の朝、約束を忘れていた陶子は仕事だったと久恵に謝る。
陶子がシャワーを浴びに行くと、家の電話に亮介から電話があった。
亮介はいとも簡単に陶子のことを里矢子と呼び、久恵は二人が昨晩一緒にいたことも知ってしまう。
陶子という名前を捨てたことに衝撃を受けた久恵。
里矢子が麻生陶子として生きるのを応援していた久恵は、陶子の邪魔者を薬を使って消していたのだ・・・
6話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月10日予定)
第六話「入れ替わる仮面」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と春にパリへ行く約束をしていた。
話の中で、本物の麻生陶子が亡くなった時の身元確認を陶子がしていないことに気がつく。
久恵(北乃きい)を問い詰めると、身元確認は自分がやったと嬉しそうに答えた。
久恵の明るさに違和感を覚える陶子。
別の日、亮介は陶子の家で久恵の料理を食べていた。
楽しい食事会であったが、亮介が帰った後陶子は急に倒れてしまう。
ネタバレ
- 陶子は亮介と春にパリへ行く頃、三上里矢子に戻る決心をした
- 久恵が陶子の料理に薬を入れる
- 陶子は久恵の世話を受けないと生きていけない体になってしまう
6話の詳しいネタバレ
麻生陶子(山崎紘菜)は久恵(北乃きい)の料理を美味しそうに食べていた。
久恵は今度壱岐亮介(NAOTO EXILE)が来るからと、張り切って料理を作っていたのだ。
食後、陶子は胃が重いと訴える。
しかも所々記憶を無くしており、いつもの陶子ではない。
体調を崩す里矢子を心配し、亮介が会社まで見舞いにきていた。
体調が良くなったら春へパリに行こうと誘う亮介。
里矢子は春ならちょうど良いと答えた。
里矢子はもう春から陶子の名前を捨てて生きようと決意していたのだ。
話の流れから、元々の麻生陶子が亡くなった時の身元確認を里矢子がしていないことに気がつく。
おかしいと思った陶子は、久恵が勝手にしたのではないのか疑う。
久恵は疑った通り、自分は陶子だと偽り身元を確認していた。
悪いと思わず笑顔で謝る姿に久恵がおかしいと気がつく。
後日、亮介が陶子の家に来て久恵の料理を食べていた。
久恵の目の前で仲睦まじい様子を見せる二人に、久恵は嫉妬心を抱く。
亮介が帰った後、陶子はめまいを起こした。
足はもつれ、視界はぼやけて声が出ない。
その姿を見て久恵は何故か笑っている。
久恵が自分に何かをしたことに気がつくが、陶子は気を失ってしまった。
三日後、陶子は目を覚ましたが声が出ない。
そこへ久恵が笑顔で部屋に入って来た。
そして久恵は言う。
陶子ちゃんは病気になりました!と・・・
7話ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月17日予定)
第七話「騙されし女」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は久恵(北乃きい)の薬によって久恵がいないと生きていけない体にされてしまった。
久恵は陶子に対し今まで自分が陶子に対してやってきたことを暴露し、自分の言うことを聞くよう洗脳する。
さらに完全に弱者になった陶子を今まで自分がされてきたことを返すかのように罵倒するのであった。
立場が完全に入れ替わった数週間後、久恵はいつもどおり陶子の衣装をきて自分は陶子と名乗り出かけていた。
帰宅した久恵は家の中に入るや否や驚愕する。
ネタバレ
- 久恵が陶子を薬で操り軟禁する
- 久恵はかつて陶子にやられたことをやり返す
- 陶子は久恵から逃れ、脱出する
7話の詳しいネタバレ
壱岐亮介(NAOTO EXILE)は何度も麻生陶子(山崎紘菜)に電話を掛けていたが全く繋がらない。
実は陶子は、久恵(北乃きい)によって薬浸けにされていたのだ。
脳の思考回路が遮断された陶子は、決断ができなくなり久恵の言いなりになってしまう。
久恵の言いなりになった陶子を見て気分をよくした久恵は、自分の悪事を話し始める。
全ては陶子のためにやったことだと。
なのに陶子は自分を捨てて勝手に里矢子に戻ろうとした。
これからは自分が陶子の面倒を見るからと久恵は陶子の頭を不気味に微笑みながら撫でる。
数週間後。
久恵は陶子の服やバッグを身につけ、自分は陶子だと名乗ってエステに通っていた。
家では陶子に薬入りの食べ物を与え、薬の影響で何も話せない陶子を罵倒する。
かつて自分が陶子にされていたことを、久恵は陶子に成り代わって同じことを仕返しているのだ。
久恵はかつて陶子が来ていた服を全部サイズ直しをして着ていたが、幼児体型の久恵にはどれも全く似合わない。
自分は陶子になったと気分良く歩いていても、服装が浮いていると笑われてしまう。
ストレスが溜まった久恵は陶子にイライラをぶつけていた。
自分の下の処理ができない陶子を殴り、謝る陶子を征服する。
この日もエステに出かけた久恵。
帰宅するまで一歩も動くなと陶子に指示して出て行くが、
帰って着てもぬけの殻になった家を見て驚愕する。
陶子は久恵の魔の手から抜け出したのだ。
洗面所の鏡には、口紅で久恵に対する最後のメッセージ「おばかさん」と書かれていた・・・。
最終回ネタバレとあらすじ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月24日予定)
最終回「汝、蘇りし」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は久恵(北乃きい)の手から逃れた。
実は久恵の手にかかったふりをして、じっくり体から薬を抜いて逃げ出すタイミングを計っていたのだ。
久恵をまんまと騙して脱出に成功した陶子は笑いが止まらない。
3ヶ月後、二人は再会しこれからは別々の道を歩もうと仲直りするが・・・
ネタバレ
- 陶子は久恵に隠れて薬を体から抜き、脱出した
- 仲直りした二人は別々の道を歩き始めるが、陶子は久恵に再び復讐を企てる
- 人に勝つことに幸せを感じた陶子は亮介に別れを告げる
最終回の詳しいネタバレ
久恵(北乃きい)を出し抜いて逃れた麻生陶子(山崎紘菜)は笑いが止まらない。
実は久恵が陶子の食事に薬を混ぜていることを知り、陶子は食事を最小限に留めていたのだ。
陶子は久恵の前では薬の影響を受けているフリをしていた
絶対に久恵から抜け出すことを誓った陶子は久恵が家から出て行ったのを見越して、ちょうど電話をしてきた伊藤恭平(京典和玖)に助けを求めた。
恭平の力も借りて完全に体から薬が抜けるのを待った陶子は、決行の日(軟禁から脱出する日)を迎える。
決行の日、家具を全て家から出した陶子は、久恵の服をめちゃくちゃに引き裂き久恵のパソコンを叩き割った。
久しぶりに壱岐亮介(EXILE NAOTO)と電話した陶子は、”もう少しやることを終えたら必ず会いに行く”と伝える。
もぬけの殻になった家に帰ってきた久恵は、洗面台に口紅で書かれた「おバカさん」の文字を見て驚愕する・・・
3ヶ月後。
自分の家に戻りすっかり元の姿に戻った久恵は、陶子との良い思い出を思い出しながら陶子の安否を心配していた。
ただ一緒にいたかっただけなのにと思う久恵だが、久恵の表情は安らかだ。
すると久恵の電話が鳴った。相手は陶子だ。
久々に会いに行くと、陶子は以前の陶子のまま美しかったが、自分はもう里矢子だと言う。
麻生陶子から卒業し、三上里矢子として再スタートすることを決めていた。
今日は久恵に謝りに来たと言う里矢子。
里矢子は久恵を都合の良い家政婦として扱っていたことを白状する。
しかし亮介との出会いで久恵が邪魔になった事も正直に伝えた。
久恵がこんな自分に対して復讐したい気持ちも分かるからもう許すと。
だから許して欲しいと願う里矢子に、久恵は同意した。
これからはお互い幸せになるために、別々の道を歩む約束をした二人。
そう言って里矢子は去って行った。
半年後、久恵には同棲中の婚約者がいた。
陶子と離れて正解だったと幸せを噛みしめる久恵。
その夜、婚約者の帰りが遅いのが気になった久恵は何度も時計の針を見る。
クリスマスケーキの準備はできているのにと心配になるが、結局朝まで帰ってこなかった。
やっと朝に婚約者から電話が来たかと思ったら、そこに出たのはまさかの陶子だった。
陶子は久恵に告げる。おバカさん、と・・・。
婚約者と思っていた男は陶子が久恵を騙すために送り込んだ人物だったのだ。
真実を知り、崩れ落ちる久恵。
陶子は久恵に薬で操られたことを根に持っていた
久恵への復讐を果たし、心の底から大笑いしている陶子は、ついに亮介からプロポーズを受ける。
幸せなはずな陶子だったが、なぜか幸せじゃない。
陶子は久恵に勝利したときに一番の幸福を感じていたのだ。
そのことに気がついた陶子は、あっさりと亮介を捨ててしまう。
一方陶子にしてやられた久恵は立ち上がる。
今度は私の番だね、陶子ちゃん。と・・・
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【汝の名】ドラマ最終回の結末をネタバレ!
ドラマ「汝の名」はParaviにて既に全話放送しているため、結末をネタバレします。
【汝の名】ドラマ最終回の結末ネタバレ
ドラマ版「汝の名」の最終回の結末は原作の結末とほぼ同じです。
結末のネタバレ
麻生陶子は久恵との同棲を解消し三上里矢子として生きる決意をします。
久恵に対する復讐に快感を覚えてしまったことから、亮介と二人で幸せに生きる道を自ら捨てるのです。
ラストでは久恵に対する復讐を成功させ、今度は久恵が里矢子に復讐する決意をして物語の幕を閉じます。
汝の名の見逃し配信はある?
「汝の名」はParaviで3月16日から全話一挙独占先行配信しているため、「汝の名」のドラマ最終回をすぐに見ることができます。
【汝の名】原作ネタバレ1話から最終回各話あらすじ感想まとめ
今回は、「【汝の名】原作ネタバレ!結末までの小説あらすじや最終回の感想も紹介」と題して「汝の名」の原作小説から結末のあらすじをネタバレしました。
ドラマ版では二人の女性の愛憎に満ちた戦いがどのように再現されるのか注目です。
お楽しみに!
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