【汝の名】ネタバレ!結末までの原作小説のあらすじや最終回の感想も紹介
原作小説「汝の名」を山崎紘菜さんと北乃きいさんW主演でドラマ化!
4月5日(火)からテレビ東京地上波(深夜枠0時30分〜)にて放送され、3月16日にはParaviとYoutubeで独占先行配信されました。
原作は松本清張賞の受賞歴もある作家明野照春氏の同名小説。
勝ち組の女と負け組の女、2人の女の生き様と闘いを描く姉妹の復讐劇です。
小説原作のドラマ化ということで原作にぴったりの豪華キャスト陣にも注目!
今回は、4月5日(火)から深夜枠で放送される山崎紘菜さん北乃きいさんW主演のドラマ「汝の名」について原作のネタバレや結末のあらすじ、最終回の感想までを紹介します。
【汝の名】ネタバレとあらすじ紹介 !原作の結末はどうなる?
「汝の名」は初版が2003年に中公文庫より刊行された、第7回松本清張賞受賞作家である明野照葉さんの同名小説を原作をする新感覚ホラーサスペンス物語です。
原作のあらすじと結末のネタバレ
原作のあらすじ
三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日を境に、この奇妙な姉妹関係が崩れ始め、驚愕の事実が明らかになっていく…。
引用元:Amazon
詳しいネタバレと原作の結末
同じ劇団出身でもテレビで活躍している人もいるのに、三上里矢子の彼はヒモだった。
1日働いてきたのに家事もやらされ偉そうに食事を求めてくる姿を見て、完全に見誤ったと感じる三上里矢子。
出会った頃は輝かしい宝石の原石と出会ったと感動さえしたのに、とんだ思い違いだったのだ。
口論の末「もうこんな生活嫌だ」と飛び出した先には、気がつくと高層マンション。
そこへ出入りしているキャリアウーマンが自分とほぼ年齢が変わらないことに”自分の人生を変えなくては”と決意する。
そして場面は変わり。
麻生陶子は表参道で事務所を経営する若き女社長だ。
若くて美しく、才能もあり非の打ち所のない完璧な女性。つまり「勝ち組の女」がそこにはいた。
そう。彼女こそ負け組から脱却するために名前を変えて人生をも変えた三上里矢子なのである。
三上里矢子は河島宏治と出会ったことで人生が変わった。
麻生陶子の戸籍を手に入れて別人として生まれ変わったことで、今の女社長の座を手に入れたのである。
しかし陶子の経営する会社の仕事内容は割と法律スレスレ。
自身がのし上がるためにはどんなこともやっちゃうのが麻生陶子という女性だ。
そんな麻生陶子には妹がいた。
妹の名は杉本久恵。実は麻生陶子の妹でも何でもなく、彼女はただの同級生である。
陶子とまるで正反対である久恵は内向的で陰気で口数が少ない幼児体型。
過去に婚約者からフラれたことがトラウマとなり精神病になり引きこもっていた。
陶子は自分に憧れ、依存体質で服従する久恵を「妹」として家に置くことで利用していたのだ。
お互いに依存する関係であったが、陶子に好きな人(壱岐亮介)ができたことで二人の関係は狂い始める。
陶子は壱岐亮介と出会ったことで陶子としての生き方に疑問を持つようになったのだ。
結局は今の自分は”陶子という完璧な女性”を女優のように演じているだけで、河島に搾取される側の人間だということ。
いつしか陶子は里矢子だった頃の自分に戻りたいと思うようになる。
しかし久恵はそれを許さなかった。
里矢子に戻ろうとする陶子に対し、”裏切り者”だと感じる久恵。
実は陶子に全てを捧げていた久恵は、陶子の邪魔となる人物を陰ながら徹底的に排除していたのだ。
全ては陶子が陶子のままでいるために。
久恵が憧れていたのは男に溺れる三上里矢子ではなく、男を手玉に取る女王様のような麻生陶子だったからだ。
それなのに亮介という男と出会ったことで、陶子は陶子という立場をいとも簡単に手放そうとし、自分をも排除しようとしている。
陶子に捨てられると思った久恵は陶子をあらゆる手を使って洗脳し始めた。
そして陶子を軟禁することに成功する。
薬漬けになった陶子を自宅に閉じ込め、今度は久恵がまるで陶子になったかのように振る舞い始めたのだ。
そして陶子を罵り、自分が勝ち組だと言わんばかりの態度を取る。
完全に陶子と久恵の立場が入れかわったかのように、久恵は自分を裏切ろうとした陶子に復讐し、同時に陶子を手に入れたのだった。
結局陶子は何とかして久恵から逃げることに成功するが、
今度は陶子のターンだと言わんばかりに久恵のトラウマを利用した復讐に出る。
復讐を終えた後の陶子の高笑い・・・・。
二人の復讐による戦いはいつまで繰り返されるのか。
原作の結末の感想は?
一言で感想を言うならば、「女は怖い」につきます。
愛情と憎しみは紙一重だと言うことが二人の関係から分かりますが、この復讐を繰り返していく関係に全く終わりが見えないのです。
一体何がゴール?憎しみ合う女性達にはハッピーエンドというものは存在しないのか・・・。
原作の終わりは陶子にしてやられた久恵の
待っててね、陶子ちゃん。今度は私の番だからね。
と言う言葉で終わっています。
いや・・・まだ続くんかい!(そこはごめんねでしょう)
と、女のドロドロとした憎しみ合う感情の描写がとてもリアルに描かれているため、明野照葉さんが描く情景をどの程度映像化できるのか楽しみですね。
原作小説は怖いですがとても読みやすい作品となっています。
【汝の名】ネタバレ!ドラマ1話から最終回まで各話あらすじと感想
#山崎紘菜 、#北乃きい W主演!#明野照葉 先生の傑作小説「汝の名」がドラマ化決定🎬
— 汝の名【テレビ東京ドラマ公式】 (@tx_nanjinona) February 22, 2022
勝ち組の姉と負け組の妹が、憎しみあいながらも心の奥底で依存しあう…
新感覚ホラーサスペンスです😱
公式HPもチェック✅https://t.co/WRkwpsCJSG#汝の名 #テレビ東京 pic.twitter.com/IxsdQtj9GQ
ドラマ「汝の名」のあらすじをネタバレ!1話から最終回まで各話あらすじと感想を紹介します。
1話「汝、演ずる」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月5日)
第一話「汝、演ずる」
あらすじ
若き女社長・麻生陶子(山崎紘菜)は勝ち組だ。
人材派遣会社(ETS)の社長としてオーナーの河島(眞島秀和)から任された会社をたった3年で大きくする。
しかし麻生陶子のやり方は強烈だ。
仕事のためなら男とも寝るし、人を騙すことに罪悪感のカケラもない。
一方陶子の妹・久恵は引きこもりだった。
陶子の身の回りの世話を引き受ける代わりに、陶子に養って貰っているのだ。
ある日久恵は陶子の頼まれていた仕事を忘れてしまったことをきっかけに、陶子の逆鱗に触れてしまう。
ネタバレ
- 麻生陶子は若き女社長として大成功を収めていた
- 陶子は妹・久恵を養って自分の世話をさせている
- 陶子は仕事のためなら法律スレスレのことも平気で行う
2話「偽りの女」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月12日予定)
第二話「偽りの女」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)の目の前に謎の女(長井短)が現れる。
陶子の過去を知る人物で、陶子は金を渡して追い払う。
久恵(北乃きい)は謎の女の正体を知っており、またすぐ陶子の元に現れるのではないかと警戒していた。
陶子が手に入れた謎の女の住所を片手に謎の女を独自に探し始める。
しかし途中で、道端に倒れている老人・継子(茅島成美)を助けたことで謎の女を見つけることはできなかった。
一方陶子は仕事で使っていたホテルのカフェで、オーナーである壱岐亮介(EXILE NAOTO)と運命的な出会いを果たす。
ネタバレ
- 麻生陶子は実は三上里矢子という名前で、名義と戸籍を変えていた
- 陶子は久恵から搾取していたが、自身も河島から搾取されている存在だと気がつく
- 久恵は自分の家の契約更新の費用に困っており、継子の通帳を狙う
3話「偽物から真実へ」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月19日予定)
第三話「偽物から真実へ」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と出会ったことで今まで感じたことのないときめきを感じていた。
恋に色めき立つ陶子の姿を見て久恵(北乃きい)は不安を隠せない。
婚約者に捨てられた過去を持つ久恵は、陶子が亮介と恋に落ちることで自分が捨てられるのではないかと思ったからだ。
不安になった久恵は陶子と亮介のデート現場に姿を現わす。
陶子は久恵の姿を見て驚くが、そのまま何事も無かったかのように亮介とのデートへ行ってしまう。
ネタバレ
- 謎の女(長井短)が亡くなる
- 亮介は陶子に紫のバラをプレゼントする
- 陶子は久恵の姿を見て「もう要らないかな」と呟く
4話「裏切りの運命」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波4月26日予定)
第四話「裏切りの運命」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)とのデート帰り、会社のターゲットに襲われる。
亮介が気が付き何事もなく助かるが、家には久恵(北乃きい)がおり亮介と久恵が対面してしまう。
陶子は久恵が妹だと亮介に名乗ったことに腹を立てた。
陶子は心の底から亮介を好いており、本当の自分である三上里矢子としての自分を見て欲しかったのだ。
陶子として生きる里矢子が好きな久恵は、妹としてずっと一緒にいたいと願うが・・・
ネタバレ
- 陶子と久恵は本当の姉妹ではなかったことが明らかになる
- 久恵は亮介は陶子が好きなだけで三上里矢子が好きな訳ではないと言ってしまう
- 陶子は亮介に自分の本当の名は三上里矢子だと中々言えない
5話「汝、堕ちる」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月3日予定)
第五話「汝、堕ちる」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)はとうとう壱岐亮介(EXILE NAOTO)に、自分は偽りの女だと真実を明かす。
亮介は陶子ではなく三上里矢子を認め、二人はとうとう結ばれる。
一方心穏やかでないのが久恵(北乃きい)だ。
陶子が陶子でいるために、久恵は今まで人生を陶子に捧げて来た。
陶子に裏切られたと感じた久恵は、ある決断をする。
ネタバレ
- 陶子は亮介に全てを話し、二人は結ばれる
- 陶子は久恵との約束をすっぽかし、亮介と一晩過ごす
- 久恵は継子や謎の女を薬を使って消していた
6話「入れ替わる仮面」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月10日予定)
第六話「入れ替わる仮面」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と春にパリへ行く約束をしていた。
話の中で、本物の麻生陶子が亡くなった時の身元確認を陶子がしていないことに気がつく。
久恵(北乃きい)を問い詰めると、身元確認は自分がやったと嬉しそうに答えた。
久恵の明るさに違和感を覚える陶子。
別の日、亮介は陶子の家で久恵の料理を食べていた。
楽しい食事会であったが、亮介が帰った後陶子は急に倒れてしまう。
ネタバレ
- 陶子は亮介と春にパリへ行く頃、三上里矢子に戻る決心をした
- 久恵が陶子の料理に薬を入れる
- 陶子は久恵の世話を受けないと生きていけない体になってしまう
7話「騙されし女」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月17日予定)
第七話「騙されし女」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は久恵(北乃きい)の薬によって久恵がいないと生きていけない体にされてしまった。
久恵は陶子に対し今まで自分が陶子に対してやってきたことを暴露し、自分の言うことを聞くよう洗脳する。
さらに完全に弱者になった陶子を今まで自分がされてきたことを返すかのように罵倒するのであった。
立場が完全に入れ替わった数週間後、久恵はいつもどおり陶子の衣装をきて自分は陶子と名乗り出かけていた。
帰宅した久恵は家の中に入るや否や驚愕する。
ネタバレ
- 久恵が陶子を薬で操り軟禁する
- 久恵はかつて陶子にやられたことをやり返す
- 陶子は久恵から逃れ、脱出する
最終話(8話)「汝、蘇りし」あらすじとネタバレ(放送日:Paravi3月16日、地上波5月24日予定)
第八話「汝、蘇りし」
あらすじ
麻生陶子(山崎紘菜)は久恵(北乃きい)の手から逃れた。
実は久恵の手にかかったふりをして、じっくり体から薬を抜いて逃げ出すタイミングを計っていたのだ。
久恵をまんまと騙して脱出に成功した陶子は笑いが止まらない。
3ヶ月後、二人は再会しこれからは別々の道を歩もうと仲直りするが・・・
ネタバレ
- 陶子は久恵に隠れて薬を体から抜き、脱出した
- 仲直りした二人は別々の道を歩き始めるが、陶子は久恵に再び復讐を企てる
- 人に勝つことに幸せを感じた陶子は亮介に別れを告げる
【汝の名】ドラマ最終回の結末をネタバレ!
ドラマ「汝の名」はParaviにて既に全話放送しているため、結末をネタバレします。
【汝の名】ドラマ最終回の結末ネタバレ
ドラマ版「汝の名」の最終回の結末は原作の結末とほぼ同じです。
結末のネタバレ
麻生陶子は久恵との同棲を解消し三上里矢子として生きる決意をします。
久恵に対する復讐に快感を覚えてしまったことから、亮介と二人で幸せに生きる道を自ら捨てるのです。
ラストでは久恵に対する復讐を成功させ、今度は久恵が里矢子に復讐する決意をして物語の幕を閉じます。
【汝の名】ドラマ最終回を無料で見る方法
「汝の名」はParaviで3月16日から全話一挙独占先行配信しているため、 Paraviの2週間無料体験を使って「汝の名」のドラマ最終回をすぐに見ることができます。
地上波での放送は4月5日(火)から始まり、最終回放送は5月24日が放送予定です。
地上波放送が待ちきれない人や、過去の話を見逃してしまった人はParaviでチェックしましょう!
【汝の名】原作ネタバレ1話から最終回各話あらすじ感想まとめ
今回は、「【汝の名】原作ネタバレ!結末までの小説あらすじや最終回の感想も紹介」と題して「汝の名」の原作小説から結末のあらすじをネタバレしました。
ドラマ版では二人の女性の愛憎に満ちた戦いがどのように再現されるのか注目です。
お楽しみに!